マクドナルド(MCD)が現地時間の4月30日、第1四半期決算を発表しました。
マクドナルドと言えば、以下のとおり昨年の増配率が12.9%と全盛期の勢いを取り戻しつつある状況。
しかし今回の決算の場合、なんといっても焦点は新型コロナウィルスの影響。
ということで早速内容を確認。
売上高は前年同期比で6%の減収(為替の影響を除いても5%減)。
既存店売上高は3.4%の減少。但し3月だけで見ると22.2%もの大幅減、中国では99%が営業を再開したものの需要は低迷、さらにフランスやイタリア、スペイン、英国などでのほぼ全店舗閉鎖等、やはり新型コロナウィルス拡大による店舗の閉鎖が大きく影響しています。
また営業利益は売上減に加え、販管費などの増加により19%の減益に終わっています。
尚、2020年の業績見通しは4月8日にすでに撤回しています。
決算資料では「販売の基調は4月も変わりがなく、外出制限措置などが維持される限りは低迷が続く」との記載があり、おそらく4月~5月の第2四半期はさらになる低迷が予想されます。
売上こそ市場予想を上回ったものの既存店売上と1株利益は市場予想(1.57ドル)には届かず。
ということで業績低迷が続くとの懸念が売りを誘い発表直後の株価は4%超の下落。
但し、その後値を戻し結局0.1%の微減で終わっています。
ということで、非常に残念。
但し、残念なのは減収減益決算でも4月以降の低迷継続の可能性でもなく株価。
今回の決算を受けて暴落してくれないかと密かに期待していたのですが、やはり甘かった。
現在の配当利回りは2.7%。
この銘柄の場合「あわよくば4%超え」、などと言う期待はやはりしてはいけないのでしょうか。
(ドライブスルーによる購入急増中の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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