コラム

最近配当利回りのハードルを下げることを考え始めました

インカムゲイン投資家としてできるだけ配当収入を増やしたい。

ということでこれまでひたすら配当利回り重視で投資して来ました。

その結果昨年ついに目標としていた配当収入300万円を達成。

ただこの投資方法には大きなリスクがあったことは事実。

それが減配リスク。

そして2020年新型コロナウィルス発生、大流行によってこれが現実のものとなってしまった。

そう、原油価格大暴落によってエネルギー銘柄の業績が急激かつ大幅に悪化。

その結果、当方のポートフォリオの中で30%以上を占めていたロイヤル・ダッチシェルがなんと第2次大戦以降一度も実施したことがない減配を実施した、いや、してしまった。

しかも66%もの大減配。

【速報】ロイヤル・ダッチシェル戦後初、66%の大減配発表!でもろくも崩れ去った人生設計とはエネルギー銘柄のロイヤル・ダッチシェルが現地時間の4月30日に配当のお知らせをリリースしました。 奇しくもライバルのエクソンモービ...

この発表を受け、即行でこの銘柄の売却、つまり損切りを実施。

しかしこれに懲りることなく代わりに購入した銘柄は、配当利回り優先の結果同業であるシェブロン。

そんな中最近投資方針の変更を考え始めました。

具体的には投資基準としてこれまで5%以上を求めていた配当利回りを引き下げることを考え始めた。

利回りの基準を下げたからと言って、もちろんインカムゲイン投資家の名を捨てたわけではありません。

ただ基準を下げることで選択肢が大きく広がることは確か。

ではなぜこの考えに至ったのか?

リタイアまでいよいよ残り少なくなりこれからの生活設計を再シミュレーションした結果、せいたくさえしなければ現在の配当収入レベルでなんとかやっていけることがわかった。

これが大きい。(※もちろん現在保有している上位銘柄、特にエネルギー銘柄や通信銘柄が今後減配しなければ、と言う条件はつきますが、、、)

そして現在の追加投資の源泉は給料ではなく配当金(のみ)。

つまり身銭を切っているわけではない。

であれば、これまでのように配当金の増加を追い求める必要はない。

もっと純粋に投資を楽しむことができる。

さらに保有する銘柄が増えることで配当受領回数が増え、増配のお知らせの回数が増え、決算数値をチェックする銘柄の数が増える。

つまり楽しみが増える。

実は今月購入した半導体銘柄のブロードコム(AVGO)もそのような意識が働いた結果の投資と言えます。(購入時の利回りは約4%でした。)

8月の購入銘柄をブロードコムに決めた理由8月の追加投資ですが以前の記事で書いたとおり、半導体銘柄のブロードコム(AVGO)が非常に気になる存在として浮上していました。 ...

これまでであれば頑なに5%にこだわり、IBMを追加投資していたことでしょう。

ということでそろそろ趣味として投資を楽しみたい。

そんな心境になっている中年投資家なのでした。

(長年慣れ親しんだ投資基準の変更にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ひろー より:

    おはようございます。
    なおびとさんのブログのコメンテーター(?)では珍しい配当利回りを大して気にしていない人です。
    配当が欲しければREITの保有を考えるので、あえて減配リスクに怯える運用をするよりも、銘柄の成長を素直に応援する方が運用していてどんどんプラスの複利が回せると思っているからですね。
    (そうしてまた今月もハイテク株を買い漁るのでした)

    • naobito より:

      ひろーさん
      こんばんは。
      ほんと、ひろーさんは珍しい方ですね。(笑)

      • ひろー より:

        ですよね。
        コメント常連の内で配当利回りを大して気にしてないと明言しているのは当方くらいでしょう。
        ちなみに、今までコメントでは明かしていないですが、西洋占星術もぴよぴよながら駆使して投資しているのでそれの結果もありハイテク銘柄偏重になっています。
        キーワードは天王星で地のエネルギーの時代から風のエネルギーの時代に移行するというところです。
        例えば、以下の記事ですね。
        https://note.com/yoyagreece/n/nb7e51b4ed2ce

        そういえば、九星気学を駆使して投資されてるYouTuberも同じことを仰られていますね。

  2. Rsingball より:

    投資額が増えれば、不確実性に対するリスクも増大するので、
    年齢的にもより安全な運用することってことですね。

    • naobito より:

      Rsingballさん
      投資額というより最悪の場合を考えた時の許容度で考えています。
      よく年齢によるリスク資産への投資配分が言われますが、極端な話大金持ちの方は年を取っても高いリスクを取ることができるわけでして。
      ただそれもあくまで個人のリスク許容度で判断すべきものです。

  3. ウィニングチケット より:

    こんばんは。
    とにかく配当金
    寝ても覚めても配当金

    3度の飯より配当金
    いや配当金で3度の飯を食べたい
    私です(*˘︶˘*)

    しかし、目の前の配当利回り優先からは
    脱出し先々の基本10年後の
    増配、企業成長による
    高配当を考えて最近は買うようになりました。

    日産自動車やロイヤルダッチシェルで学んだ結果ですが笑

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      ”配当金で3度の飯を食べたい”。
      うまい表現ですね。
      当方も日産やRDSBでは貴重な経験をさせてもらいました。
      それぞれ違う理由での減配、というところも重要ですよね。

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