S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが8月24日、ダウ工業株30種平均の構成銘柄を変更し、
エクソン・モービルに代わりセールスフォース・ドットコム、
ファイザーに代わりアムジェン、
レイセオン・テクノロジーズに代わりハネウェル・インターナショナル、
をそれぞれ採用すると発表したニュースはすでにお伝えしたとおりです。
予想どおり翌日25日のダウ陥落銘柄の株価はそろって下落、特にエクソン・モービルは3%以上の下落となりました。
ただ今回の陥落はある意味当然と言えます。
エクソンに代わって今回組み入れられた顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコムを見るまでもなく今や「データが21世紀の石油」。
アマゾンやグーグルをはじめとするIT銘柄が主役の時代。
ダウ平均構成銘柄の変更も世の中の実情に合わせたにすぎません。
さらにゼロエミッションに消極的なエクソンには環境の時代という逆風もある。
その将来は非常に暗い、と言わざるを得ません。
ただ当方、この銘柄を今すぐ売却することはしません。
もちろんその理由は、この銘柄がいまだ減配を発表していないから。
そしてこの銘柄の保有継続の判断は、ダウ陥落に左右されるものではない。
さらに環境問題への対応にも左右されない。
最も重要なのは、そう、原油価格。
今さら言うまでもありませんが、原油価格によってこの銘柄の業績は決まる。
その原油価格ですが、現在は一時の暴落から回復しここ最近はWTIベースで1バレル40ドルを超えて来ている。
ちなみに25日に株価は3%下落したが、原油価格は上昇していた。
注目すべきはあくまで原油価格。
エネルギー銘柄ホルダーはこのことを片時も忘れてはいけません。
(減配リスクマックスのエネルギー銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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