以前の記事で旧NISAの期限切れに伴う2020年購入のギリアド・サイエンシズ(GILD)とIBM(IBM)の売却に関し、売値よりちょっと低い価格で指値注文を入れているが約定していない状況にあることを書きました。
その後の状況ですが、未来の株価など誰にもわからないことから本来はやってはいけない「下がるまでしばらく待つ。」作戦を展開した結果、今回は珍しく無事約定できました。
尚、売却はギリアド・サイエンシズとIBMの2銘柄に対し購入はIBMのみとしました。
理由はギリアド・サイエンシズの売却が少額だったこともありますが、たとえ微々たる割合でもIBMの保有割合を増やしても問題ないと考えたこともあります。
結果売却前の保有株数30株に対して34株の買い付けとなりました。
そのIBMの直近の業績ですが、10月23日に発表した2024年第3四半期決算は前年同期比で増収(+1.5%)増益(+4.5% - 調整後1株利益)。
また、アナリスト予想との比較では、以下のとおり売上は若干予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回っています。
そして注目の今期2024年の通期予想ですが、第4四半期の売上成長率(為替の影響を除く)はソフトウェア事業が引き続き好調で、第3四半期と同様の成長を見込み、以下のとおりフリー・キャッシュ・フローは120億ドル以上と前回予想を維持しています。
IBMを言えばいわゆるレガシー企業、つまり時代遅れ企業であり、IT業界に属しながら長い間成長忘れた銘柄だったわけですが、第3四半期決算ではソフトウエア事業が5分の1、コンサルティング事業が5分の4を占めるAI関連ビジネス(予約と実際の売上の合計)は30億ドルと、第2四半期から10億ドル増加しておりようやく希望の光が見えつつあります。
また長期的視点に立てば、AI(人工知能)に次ぐ“ゲームチェンジャー”として期待されている量子コンピュータの草分け的存在でもあるわけでして。
むろんこの銘柄が2021年以降連続で四半期ベースで1セント(年間4セント)増配と超渋ちん増配を継続しており増配率に期待できないことは百も承知。
ただ曲りなりも29年連続増配を続ける配当貴族銘柄。
リスク管理を怠らない限り、つまり小額投資に徹する限りIBMのような銘柄を持っていてもばちは当たらないと考えています。
(将来の成長にフル舵を切っている銘柄への増配目当ての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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