もしあなたの会社が上場企業の場合、必ずやっておくべき作業があります。
というか、株式投資家であればある意味やっていて当然、の作業ではあるのですが、実はほとんどの方がやっていない作業です。
それが、
自社がリリースする決算内容の確認。
これ経理関係の部門の方であればリリース前に情報はわかってるわけですが、他部門に属している一般従業員の場合は決算情報はほぼ一般の投資家と同タイミングで知ることになります。
この決算内容の確認は必ずすべきです。
具体的には、
決算短信
と
有価証券報告書。
当然リリースのタイミングは決算短信の方が早いわけですから、まずは四半期に1回決算の概要を開示している決算短信を確認。
その後ガバナンス等を含めより詳細な情報を盛り込んだ有価証券(四半期)報告書という順番になります。
もちろんご存じかと思いますが、決算短信は自社と東証のホームページ(適時開示情報閲覧サービス)で確認することができます。
一方の有価証券報告書も大抵は自社のホームページで開示されていますが、もし開示されていない場合は金融庁のEDINETで閲覧が可能です。(もちろん無料)
要は通常自分が投資する、あるいは投資したい銘柄に対してやっていることを自社に対してもする、ということになります。
これ、仮に自分が持株会等で自社株を保有していなくても必ずしなければなりません。
「いやいや、別に自社株を持っていなければわざわざそんなことをやる必要はなんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
しかし、そもそも会社で働くということはどういうことなのか?
それは自身の労働力を投資して、その対価として給料というリターンを得ることではないでしょうか。
つまり実質的には株式投資と同じではないか。
そんな風に考えています。
であれば、勤務している会社、つまり銘柄の決算を確認するのは当たり前。
ということになります。
そしてその目的は、株式投資とまったく同じ。
つまり、その銘柄がホールドに値するかを常にチェックすること。
そう、もし値しないとわかったら、
早めに手を引くことが賢明である。
日本でも特に若い世代を中心に転職が当たり前になりつつある時代。
この作業は非常に重要ではないか。
そんな風に考えています。
(自社株の売買にあたってはくれぐれも、くれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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