通信大手のAT&Tが第3四半期決算を発表したことはすでにお伝えしたとおり。
この決算で当方が一番喜んだこと、実はそれは前年同期を上回った営業キャッシュフローマージンでもなければ市場予想を上回った売上でもない。
それは通期予想。
具体的には通期のフリーキャッシュフロー予想。
今回260億ドル(もしくはそれ以上)の予想値を公表した。
そして配当性向を50%台後半とした。
この銘柄の増配タイミングでの配当のお知らせは例年12月。
ということで、以前から再三に渡り続けて来た配当のシミュレーションですが、いよいよ今回の発表でより正確な試算が可能となりました。
その結果がこちら。
<条件>
・フリーキャッシュフローは26,000(百万ドル)とする。
・配当性向は57%とする。
・発行済み株式数は6月末時点の株数を使用する。
<計算結果>
・フリーキャッシュフロー=26,000
・予想配当額=26,000×57%=14,820
・発行済み株式数=7,125(百万株)
・予想1株配当(年間)=26,000÷7,125=2.08ドル
・以上から、予想四半期1株配当=0.52ドル
前回の試算時、フリーキャッシュフローを229.5億ドルと(勝手)予想していた。
これが今回の発表で260億ドルと大幅に増加した。
但し、AT&Tは以前は「配当性向は60%(台)の下限を目標としている。」としていた配当性向を今回50%台の後半に引き下げた。
現在の1株配当は0.52ドル。
これに対して今回の試算結果が0.52ドルと一致。
そう、これで減配の可能性がなくなった。
もちろん配当性向の57%は当方の勝手予想。
会社の発表は、「50%台後半(the high 50s%)」とファジーな表現。
しかし、減配ナシはほぼ確実でしょう。
その理由は今回配当性向を引き下げたから。
つまりAT&Tは引き下げても配当を維持できる(場合によっては増配できる)という結論を出した。
ということで、今から12月の配当のお知らせを楽しみにしている中年投資家なのでした。
(増配率が逓減を続けて来た銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
僕も保有していたので、嬉しい限りです。
あとは大統領選で株価が荒れないのを祈るくらいです 笑
こんばんは。
AT&Tを始めとする高配当銘柄に株価上昇を期待してはいけません。
横ばいで十分・満足、と考えるとすべてうまく行くでしょう。(笑)
おはようございます。
年間配当2.08ドル
税引き後に支払われる配当金額はズバリ
約1.4ドル
今の株価は28ドルを下回るバーゲン価格が
続いていますね
事業がこれから大きく成長している
未来はあまり想像できませんが
高配当は魅力で私もホールドしています。
が、買い増しは考えず。。
これ以上、個別リスクは抱えずに
配当貴族インデックス積み立ての方に
お小遣いは回そうと考えております。
こんばんは。
おっしゃるとおり成熟産業ということもあり、成長は期待できません。
そしてインデックス重視でこの銘柄の買い増しは考えない、という選択はとても理にかなっていると思います。
(それをあえてやっている私は何?、という話は置いておいて、、、(苦笑い&冷や汗))
こんにちは。
当方もAT&Tを保有している為、度々ブログを拝見させて頂いております。有難うございます。
先日発売のダイヤモンドZAIではだいぶ大きく取り上げられていましたね。米国株において日本の雑誌に掲載されたからと言って大きな影響はないのでしょうが、人気になって嬉しいような、自分だけの穴場を見つけられさみしいような、そんな感じです。。。(笑)
https://diamond.jp/articles/-/180981
高い木さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうですが、ダイヤモンドZAIで取り上げられていたんですね。
知りませんでした。
貴重な情報ありがとうございます。
これで現在絶賛下落中の株価が少しでも上昇してくれると良いですね。
今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。
正直者さん、
ご返信有難うございます。
私もこのAT&Tに関しては配当は期待しても
株価の上昇はそこまで期待していないのですが、
それでもこの株価の下落具合が少しでも戻ってくれることを願います(汗)