投資成功のヒント

市場平均の偉大さ、は十二分に理解していても個別株投資を止めない理由

「市場平均」と言われて皆さんは何をイメージしますか?

当方の場合は米国株投資家ですから例えば以下でしょうか?

■ダウ平均(ダウ工業株30種)

ボーイング(航空機)、アップル(IT)、ゴールドマンサックス(金融)等※、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。

日経平均株価と同じように平均株価を指数化したものです。

■S&P500

主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。

東証株価指数(TOPIX)と同じように時価総額を指数化したものになりますが、東証株価指数(TOPIX)は東証1部全銘柄を対象にしている点が異なります。

(楽天証券HPより)

そう、ダウやS&P500。

それら市場平均に連動する運用成果を目指すのがパッシブ運用と呼ばれる運用手法。

そしてそれに対してその市場平均を上回る運用成果を目指す運用手法がアクティブ運用ということになります。

パッシブ運用とアクティブ運用とは

パッシブ運用とは、投資信託などの運用手法による分類のひとつで、運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動する運用成果を目指す運用手法のことをいいます。

一方、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを「アクティブ運用」といいます。

一般に、投資対象がほぼ同じファンドの場合、アクティブ運用よりもパッシブ運用のほうが、投資を戦略の立案やその戦略に基づく投資対象の選定などをすることなく、機械的に運用できる分、販売手数料や信託報酬などのコストは少なく済みます。

(SMBC日興証券HPより)

もちろん、現在個別株での運用をしている当方の場合は、アクティブ運用、つまり市ある意味場平均を上回る運用成果を目指していると言えます。

では現時点の成績は?

こちらは現在当方が長期保有している各銘柄をS&P500に連動するETF(SPY)と比較(10年間のリターン)したものです。

御覧のとおり当方の保有する銘柄で市場平均を上回っている銘柄はインテルのみ。

ということで、現時点では旗色は非常に悪い、と言わざるを得ません。

「なんだなんだ、日頃から偉そうに講釈垂れていてもこのざまじゃないか!」

「そもそもアクティブファンドを運用するプロ中のプロが束になっても市場平均にはかなわないのは明白な事実。 それをド素人中年投資家が上回ろうなんて無謀にもほどがある。」

と言われれば返す言葉はありません、、、

しかし当方、今後も個別株投資を止めるつもりはありません。

その一番の理由は個別株に投資することが何より好きだから。

スクリーニングをして銘柄を絞り込み、それぞれの会社の財務諸表を分析し、最終的に購入銘柄を決める、この一連のプロセスが大好きなのです。

そういう意味では個別株への投資は当方の一番の趣味、というかもはや生きがいになっていると言えます。

「好きだからやっているとか生きがい? それじゃあ骨董収集等の道楽と何ら変わらないじゃないか!」

って言われると確かにそのとおりなのかもしれません。

ただ当方とて、市場平均の偉大さは十分、いや痛いほど理解している。

だからこそ会社の確定拠出年金、つまり将来の備えのための退職金は市場平均に連動する投資信託(具体的にはMSCIコクサイに連動する投資信託)でひたすら運用を続けている。

株価大暴落で投資家を悩ませる確定拠出年金運用への悪魔のささやきとは?現在当方の会社の確定拠出年金の運用方針ですが、 現金(定期預金):50% MSCI-KOKUSAIインデックスに連動する投資...

その上で個別株投資を楽しんでいる。

ということで、もし皆さんがこれから個別株投資を始めようと考えているのであれば、自社に確定拠出年金があるのであればまずはそちらでパッシブ運用(もしないのであればIdeCoで同様の運用)を選択する。

その上である意味気兼ねなく個別株投資をすることをおススメします。

市場の偉大さを理解した上で個別株投資を行えばその楽しさ、奥深さが増すことを経験者として保証します。

(個別株投資の実施にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. そだお より:

    正直者さんこんばんは

    おっしゃる通りだと思います。
    たぶん、たぱぞうさんが言うとおり、
    VTI買っていればいいんだと思います。
    でも、それでは我慢できないんですよね。
    個別株に投資することが好きなんですよね。
    緊急事態宣言の中、パチンコに行く人をとやかく言えません。
    私たちも中毒なんでしょうね。
    正直者さんは増配銘柄中毒。
    私はそれすら退屈だと思う、成長銘柄を追っかけてしまう中毒です。
    失敗して退場だけは避けたいですよね。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      株式投資に関してはある意味答えは出ている。
      そう、市場に連動する投資信託を購入しほったらかしておけば良い。
      でもそれだけでは満足できない。
      当方も中毒、そだおさんも中毒。
      でもその中毒はパチンコとは決して違う。
      なぜならパチンコはゼロサム、いや、マイナスサムの世界。
      一方株式投資はプラスサムの世界だから。
      そう考えてこれからも投資、続けて行きましょう。

  2. ウィニングチケット より:

    正直者さん、そだおさん、皆さん

    おはようございます。
    まさしく、この界隈にいらっしゃるみなさんは
    中毒ですね笑っ

    私も、
    401K&積み立てNISAのインデックス投資信託の定額積み立てと
    有り余るお小遣いを、BNDとVTIをメインに
    ちょっとQQQとSPYD.VYM.あたりに分散して適当に買っておけば悩むことなく勝手に殖えていくとは思うのですが、個別銘柄の分析比較が楽しくてやはり、個別を買ってしまいます。これは、、中毒ですね( ´Д`)=3

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      個別銘柄投資って本当に楽しい。
      しかもパチンコや宝くじのようにマイナスサムではなくプラスサムの上にお金の知識も身につくんですから、こんないいことはありませんよね。
      (当方の場合はボケ防止もなっております。)

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