現地時間の2月15日、2023年12月末時点のバークシャー・ハザウェイ(バフェット)の上場株式保有状況がSEC(米証券取引委員会)に開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。
尚、米証券取引委員会(SEC)に保有銘柄を開示する義務があるのは主に米国で上場する銘柄であり(但し一部銘柄の保有状況は非開示。)、日本の総合商社株等は対象外となっています。
以下が前回開示の2023年9月末との比較になります。
変化点は以下のとおり。(尚、12月末時点で新たに購入した銘柄はなし。)
まず買い増しですが、6月末、9月末時点で売却を進めていたシェブロン(NO.10)を一転買い増し、さらに同じくエネルギー銘柄ですでに持ち分法適用会社であるオクシデンタル ペトロリアム(NO.31)の買い増しを実施しています。(黄色参照)
さらに9月末時点で購入したオーディオエンターテイメント会社のシリウス XM ホールディングス(NO.33)の買い増しも行っています。(オレンジ参照)
一方売却ですが9月末に10億ドル以上を保有していた住宅建設会社DRホートン(NO.15)、保険会社グローブライフ(NO.17)、保険・投資会社マーケル(NO.26)、ブラジルのクレジットカード処理会社ストーンコ(NO.36)はすべて売却しています。(水色参照)
さらに3年ぶりアップル(NO.5)、パソコン・プリンター大手HP インク(NO.18)、視聴者向けのコンテンツを制作するメディア、ストリーミング、エンタテインメントのグローバル企業であるパラマウント グローバル(NO.32)の一部売却を行っています。(黄緑参照)
あくまで12月末時点ではありますがエネルギー銘柄の買い増しを行ったということで、景気の先行きに悲観的ではないとも取れる行動。
あるいは中東情勢、特にフーシ派によるタンカー攻撃等の継続によるさらなる混迷を予想した?
いずれにしても現在エクソン・モービルを大量保有している当方にとってはウエルカムの行動ではありますが、いかんせんバークシャー(バフェット)はそのイメージとは異なり結構短期での売買が多いですから決して安心できません。
以上ご参考まで。
(バフェットの保有銘柄を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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