さて、定例となった次は何を買おうかリストのNISA版の2020年4月末時点の数字を報告します。
ここで言うNISA版とは、
日本国内分の税金が非課税のみならず、外国税額も課税されない、課税ゼロのいわゆる完全非課税の銘柄のリストのことであり、具体的には英国ADR銘柄のリスト
ということになります。
通常NISAにおいても外国税額分は課税されてしまいます。なぜなら二重課税に該当しないため、外国税額控除の適用を受けることができないから。
例えば米国銘柄であれば源泉税率は基本10%ですが(※海外売上比率が高いフィリップモリスのような銘柄は除く)、この分は外国税額控除を取ることはできないのです。
それがこちら。
尚、我々日本に居住し日本の証券会社口座で米国株投資をしている投資家が英国ADR銘柄をインカムゲイン目的で購入する際に十分気をつけねばならない点があります。
それは配当がどの通貨ベースで支払われているのか?
という点。
もちろん、米国市場に上場しているADR銘柄ですから最終的な支払いはドルなのですが、多くの銘柄が自国通貨のポンドベースで配当を支払っているのが実情。
その結果ドルとポンドのレートの変動によってポンドベースでは増配にもかかわらず、受け取り通貨であるドルになると減配という現象が起こるのです。
(当然ポンド高になれば逆の結果となります。)
つまり、為替リスクは我々投資家が背負わなければならない、という点は投資にあたって十分考慮する必要があるでしょう。
参考までに以下が主な高配当銘柄の配当支払いのベース通貨となります。
従って英国銘柄の投資にあたっては、課税ゼロや利回りの高さのみに注目せず、上記の点にも考慮が必要となります。
もちろん、一番大事なのは企業のファンダメンタルズ(営業キャッシュフローマージン、売上高、利益といった数字や資産、負債などの財務状況等)であることは今さら書く必要もないでしょう。
以上、本情報が皆さんの銘柄選びの参考となれば幸いです。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
HSBCが配当利回りゼロになっていますが、
まさかの、、、
連続増配マン以外は手を出してはならぬ!
と家訓に加えていきまする
ウィニングチケットさん
おはようございます。
航空株を売却したバフェットが「世界は変わる。」と発言したことが話題となっていましたが、今後は自身の考え方も変えなければならないのかもしれませんね。