振り返れば昨年4月に日経連続増配株指数銘柄からの選択を考えてみようと思い立ち、配当利回り順のリストを作成。
「日経連続増配株指数とは」
国内に上場する銘柄のうち連続増配を続ける銘柄から構成される時価総額ウエート方式の株価指数。
対象
国内証券取引所に上場する銘柄(TOKYO PRO Marketを除く)
銘柄入れ替え
年1回(6月末)
入れ替えルール概要
原則として10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出
銘柄数
70
ウエート
時価総額ウエート
計算方法
構成銘柄の株価にウエート・ファクターをかけた値を合算し、この合計金額を「除数」で割って算出
ウエート・ファクターは、基準日時点の発行済み普通株式数
計算頻度
1日1回終値ベース
公表開始日
2023/06/30
そして利回り上位の中から以下2銘柄を選択。
・青山財産ネットワークス (8929)
・ビジネスブレイン太田昭和 (9658)
青山財産ネットワークスをその年の4月、そしてビジネスブレイン太田昭和を5月に購入、現時点(7月14日時点)では両銘柄ともに含み益状態(青山+41%、太田+21%)。
また配当は青山財産ネットワークスが10.9%増、ビジネスブレイン太田昭和が14.1%増となっており、両銘柄ともに今期は二ケタ増配予想となっています。
ということで、これに味を占めた当方、今回再び日経連続増配株指数銘柄からの選択を考えてみることにしました。(単細胞、、、(汗))

こちらは7月14日時点の予想配当利回り順のリストとなりますが、利回りが5%を超える銘柄が5銘柄、4%を超える銘柄が9銘柄となっており、今回当方が注目したのが第2位の(株)ファルコホールディングス。
【特色】臨床検査受託大手、調剤薬局、クラウド型医療施設支援展開。遺伝子検査技術生かす診断薬育成
【連結事業】臨床検査61(6)、調剤薬局36(5)、ICT3(24) <25・3>
【増 配】好採算だった新型コロナ遺伝子検査の減退続く。が、チェックポイント阻害剤適応検査等ゲノム検査伸長。ICTは顧客増、調剤薬局堅調。集荷、データ管理等検査体制の効率向上も効く。営業益復調。
【品ぞろえ】コンパニオン診断薬の適応拡大、非侵襲性出生前遺伝学的検査などゲノム検査の品ぞろえを強化。調剤薬局は高齢者施設の需要対応などで顧客深耕図る。
【業種】 ヘルスケア製品・サービス 時価総額順位 57/137社(会社四季報より)
上記のとおり臨床検査の受託大手であり、他に調剤薬局事業やICT事業も手掛けています。
ICT事業とは、医療情報システムの開発・販売、電子カルテやレセプト(診療報酬明細書)の総合支援サービスなど。
直近の業績ですが5月13日に公表した2025年3月期決算は以下のとおり増収増益。
また今期2026年3月期予想も増収増益を見込んでいます。
但し好採算だった新型コロナ遺伝子検査の減退が続くこともあり前期実績、当期予想ともに売上の伸びは+0.7%とほぼ横ばいである点は留意する必要があります。
しかしこの銘柄はインカムゲイン投資家にとって魅力的に映る。
もちろんその理由の一つは5%を超える配当利回り。
そして配当政策。
ファルコホールディングスは2025年3月期から株主還元に関する指標を連結純資産総還元率から連結純資産配当率(DOE)に変更し、連結純資産配当率(DOE)5%程度を目標としています。
DOEとは
Dividend on Equity ratioの略、親会社所有者帰属持分(※ファルコホールディングスの場合は純資産)配当率のことであり、計算式は以下のとおり。
親会社所有者帰属持分配当率 = (1株あたりの配当金) / (期首1株あたりの親会社所有者帰属持分 + 期末1株あたりの親会社所有者帰属持分) ÷ 2 × 100
DOEについては以前ホンダに関する記事で紹介したわけですが、要は毎年の利益をベースとする配当性向基準に対して純資産(株主資本)をベースとすることで基本毎期利益を上げ続ける限り純資産は増加し、結果配当は増えていくことになる。(もちろん自己(社)株買いをすれば純資産は減少するわけですが、当然1株当たりの計算の分母に使用される株式数は減少するわけでして。)
この銘柄の現在の予想PERは11.78倍、またPBRは0.93倍と合格点。
仮に今後の成長率、増配率が低くとも、配当利回り5%台での購入をベースに考えれば決して悪い銘柄ではないのでは?
と思い始めています。
(まずは配当利回りありき、の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
毎日毎日暑いですね。
静かだったので暑くて地中から出てこれないか
心配したのも束の間
蝉たちも一斉に鳴き出して元気いっぱいでね。
日本の連続増配一覧の銘柄たち
けっこう私ももっています。
どれもちょうどコロナ禍で暴落した頃に仕込んだモノたちばかりですが、この子たちは増配を楽しみに半永久に持ち続けようとのんびりと見守っています。
最近は、増配だけでなく増収増益も同時にという欲張りな銘柄をいろいろと四季報を見ながらチェックしています。
今、こっそり私が買い占めているのがこちらの銘柄です。
中小型株なのでまだまだ注目されていませんが
増配も増収増益もどちらも10年以上という欲張りな銘柄です。
いつも情報まとめいただいてばかりなので、、ご参考までに、、、
https://x.com/winningtickets2/status/1932566746525016292
ウィニングチケットさん
おはようございます。
ほんと暑いですね、ちなみに決して自慢できるものではありませんが昨日は新潟県三条市が全国一の最高気温でした。
7191 イントラストの情報提供ありがとうございます。当方全くノーマークの銘柄でした。
売上、利益の伸びは文句なし、さらに有利子負債ゼロ。また賃債務保証が柱ということで”経済的な堀がある銘柄と言えそうですね。
配当利回りも4%と近くとこれまた魅力的。
ブログで取り上げた上で購入させていただくかもしれませんのでの節は宜しく(笑)