総合金融サービスを提供するオリックス(8591)ですが、昨年の10月に自己株取得(と消却)を発表したことはすでにお知らせしました。
その自己株買いの取得状況について3月4日、以下の情報をリリースしていました。
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、2019 年 10 月 28 日開催の取締役会において決議しました、会社法第 459 条1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取得状況について、下記のとおりお知らせします。
1.取得した株式の種類 :当社普通株式
2.取得した株式の総数 :9,934,600 株
3.株式の取得価額の総額 :18,583,666,400 円
4.取得期間 :2020 年 2 月 1 日~2020 年 2 月 29 日
5.取得方法 :自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付
上記取締役会決議に基づき取得した自己株式の累計(2020 年 2 月 29 日現在)
(1)取得した株式の総数 : 20,858,000 株
(2) 株式の取得価額の総額 : 38,437,215,050 円
これを見た当方、「ふむふむ、これでしばらく株価が市場平均の下げ幅以上に下がることはないな。」と確信。
その理由が10月28日決議の以下の内容。
2019 年 10 月 28 日開催の取締役会における決議内容
(1) 取得する株式の種類 :当社普通株式
(2) 取得する株式の総数 :7,000 万株を上限とする
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合約 5.5%)
(3) 株式の取得価額の総額 :1,000 億円を上限とする
(4) 取得期間 :2019 年 11 月 1 日~2020 年 5 月 8 日
(5) 取得方法 :自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付
そう、取得する株式の上限は7000万株、金額で1000億円。
それが11月から2月までの4ヶ月間で金額ベースでいまだ全体の約38%しか買い付けが終了していない。
取得期間は今年の5月初旬まで。
現在コロナウイルス拡大懸念で世界的に株価急落となっていますが、この銘柄の場合自己株買いのお陰で日経平均に比べその被弾程度は低い状況。
そして今後も黙々と買い付けを続けて行くことが今回明らかになったわけです。
またこの銘柄の場合すてきなカタログ優待もありますし(本末転倒)、減配しない限りはホールドのスタンス。
そして仮に買い増しするにしても、
「オリックスと言えば不人気、不人気と言えばオリックス。自己株買付が終了しまたいつものオリックスの株価に戻ってからで全然遅くない。(というか必ず戻るはず!)」
と鷹揚(おうよう)に構えている中年投資家なのでした。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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