生活用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)が現地時間の10月20日に第1四半期決算を発表しました。(P&Gは6月決算です。)
概要は以下のとおり。
まず売上は193.18億ドルと市場予測(ファクトセット)の183.80ドルを上回り、前年同期比で9%の増収と好調でした。
セグメント別に見た売上増減の明細は以下のとおり。
御覧のとおりいつもは足を引っ張るグルーミング(ひげそり等)部門を含むすべての部門が増収、特に家庭用洗剤や清掃用品等を扱うファブリック&ホームケア部門が好調、またヘルスケア部門もオーラルケア製品の値上げが功を奏し二ケタ増収でした。
もちろんその原因が新型コロナ流行に伴う巣ごもり需要でのトイレットペーパーや洗剤用品などを始めとする家庭用品全般の需要増にあることは言うまでもありません。
また利益の方も売上増加の影響等で2ケタ増益、そして市場予想を上回りました。
そして当方が最も注目している営業キャッシュフローマージンも期の途中とは言え前年同期比で増加しています。
さらに2021年通期予想を発表。
従来予想は1~3%増だった通期の売上収益を前期比3~4%増に引き上げ。
そして1株当たり利益の増益率は、前期の1株当たり4.96ドルに対して4~9%増を予想。
と文句なし。
ということでもちろん安心のホールド。
現在はコロナ流行という特需、追い風があり好調を維持しているこの銘柄ですが、安心の裏には64年連続増配という輝かしいバックグラウンドがある、という事実を決して忘れてはいけません。
(コロナ終息と伴にアゲンストの風が吹く可能性の高い銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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