エネルギー銘柄のロイヤル・ダッチシェル(RDSB)現地時間3月23日に大規模なコスト削減策を発表しました。
その内容は以下のとおり。
・2019年比で年間レベルで30億ドルから40億ドルの経費削減
・キャッシュベースでの2020年の設備投資額を計画していた250億ドルから200億ドルへ削減
・運転資本の大規模な削減
・2019年から2020年にかけての100億ドル以上の資産売却の残り50億ドルは予定どおり実施する(タイミングは市場の状況による)
上記の実施により80億ドルから90億ドルのフリーキャッシュフロー(税前ベース)を捻出出来る予定。
尚、現在実施中の自己株買いの終了後、新たな自己株買いの実施は行わないことを決定した。
ということで、これを読んだ当方、目の前にかすかな光が見えたような気がします。
以前の記事でも書きましたが、ロイヤル・ダッチシェルは第二次世界大戦以降一度たりとも減配をしていない。
という事実があるにせよ、さすがに今回の新型肺炎拡散懸念+サウジアラビアの増産決定のダブルパンチによる原油価格の大暴落では、減配も止む無し、いや、最悪無配の可能性もセロではない。
と思ったことは事実。
それが各種削減策により、80億ドルから90億ドルのフリーキャッシュフローを捻出できる。
ということは、最悪の事態は避けられそう、つまり少なくとも無配の可能性は少なくなったと言える。
これはインカムゲイン投資家にとって何よりの朗報。
もちろん今後さらに状況が悪化、つまり原油価格が下落する可能性はあります。
ただ今回のリリース資料の中にあるCEOの言葉、
「当社は過去において何度も市場のボラティリティに対応してきた。」
この言葉を信じたいと思います。
(大暴落中の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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記事をあげて頂き、ありがとうございます。
だから、下がると思っていた株価が上昇しているんですかね。
まだ、次の権利落ちまで時間あるので、ゆっくり待ちたいと思います。
あおばさん
多少でもお役に立てれば幸いです。