銘柄研究

IBMから配当受領 長期に渡る低迷もさらなる買い増しを考えている理由

12月11日にIBMからの配当金を受領しました。

IBMの場合増配タイミングは6月支払い時ですから、今回も前回同様1株当たり1.62ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのが2017年4月。

株価の方はその後まるではかったかのように下落(※)、さらにあのバフェットがアップル買い増しに伴い見放し(完全売却)、と購入額は非常に小さいとは言え、踏んだり蹴ったりの状況。

※当方の場合、このような事例はIBMだけではありません。

古くは米国株への投資を開始した直後のリーマンショックの発生や、日産購入直後の完成検査における無資格者問題の発覚等、さらには最近ではオリックス等、まるで地雷という地雷をすべて踏みまくるかのような確率で災難に遭遇しております。

<バフェット(バークシャーハザウェイ)IBM保有推移>

増配率の方も過去の栄光はどこへやら、ここ最近は一直線の右肩下がりの状況となっています。

さらに、レッド・ハット買収への不安からただでさえ不安な先行きが極めて不透明な状況。

しかし当方、これまでこの銘柄の売却を考えはしませんでした。

その理由がこちらの数字。

こちらはIBMの最近の営業キャッシュフローマージンの推移ですが、売上・利益が伸び悩んでいるにもかかわらず、こちらではしっかりと結果を出していた、と言えます。

しかしここに来て少々変調が。

それがこちら。

これまで判で押したように21%台だった営業キャッシュフローマージンが直近の2018年では20%を切ったのです。

ただ直近の今年第3四半期では20%台となっています。

これを確認した当方5%近い配当利回りもあり、株価下落はチャンス、とばかり11月には少額とは言え久々の買い増しを行ったのです。

現在クラウド事業でマイクロソフト、アマゾンに大きく後れをとっているこの銘柄ですが、オープンソースソフトウェア企業のレッドハットの巨額買収(340億ドル)によるシナジー効果が出るのはこれから。

(出典元:英IHSマークイット)

さらにこの銘柄は長きに渡るその歴史から法人向けに強みを持っています。

ということで、「保有割合は全体のたった1%。まだまだ買い増ししても問題なし!」

とばかり現在更なる買い増しを考えている中年投資家なのでした。

(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. そだお より:

    正直者さんこんにちは。
    ブログを引っ越しされたのですね。
    こちらでもよろしくお願いいたします。

    私の持ち株でもあるIBM、私はレッドハットに賭けています。
    このまま高い営業キャッシュフローマージンを維持して、がんばっていただきたいです。

    • naobito より:

      そだおさん

      コメントありがとうございます!
      こちらこそよろしくお願いします。
      同じホルダーとして当方もレッドハット買収によるシナジー効果に期待しています。
      CFマージンをチェックしながら共に行く末を見守っていきましょう。

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