公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の4月20日、増配を発表しました。
企業概要
サザンは公益事業持株会社。子会社を通じて、アラバマ、ジョージア、フロリダ、ミシシッピ州で電力事業を展開し、発電所の建設、買収、管理、電力卸売事業を行う。
原子力発電所、水力発電所、化石燃料発電所、複合サイクル・コジェネレーション発電所を所有、運営する。
また、南東部でデジタル無線通信サービスと光ファイバー回線の卸売事業を展開。
(YAHOOファイナンスより)
サザンと言えば、以下のグラフが示すとおり、毎年の増配率は3%前半と非常に狭いレンジに貼りついており、ある意味戦略的な配当方針を持っている会社。
ただ、いかんせん今回の場合は新型肺炎の世界的大流行がいまだ収束を見せない中での発表。
いくらディフェンシブ銘柄の中のディフェンシブ銘柄とは言え、果たして増配してくれるのだろうか?
という不安があったのは事実。
注目の発表内容は以下のとおり。
6月8日に5月18日現在の株主に対し、1株当たり64セントを支払う。
うーん、やってくれました。さすがサザン。
これまでの配当方針が揺らぐことはありませんでした。
今回も昨年、というか2016年以降継続の四半期で2セント、年間8セントの増配。
これまでが62セントでしたから、3.2%の増配ということになります。
これで19年連続の増配。
さらにすごいのはこの銘柄の場合、1948年以降70年以上に渡り1度たりとも減配をしていないという事実。
「それはわかったけど、2セントずつの増配ということは増配率で見ればじわじわと下がっているわけでしょ?」
って確かにそのとおり。
しかしコロナウイルスの世界的大流行で多くの雇用、つまり本業が脅かされている中、たとえわずかとはいえ収入が増える。
このことの意味、特にメンタル的な意味は非常に大きい。
ということで、今回の増配を追加した安定感抜群のグラフを見ながら、インカムゲイン投資家として何とも言えない幸せを感じるのでした。
(増配発表直後の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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