現地時間の2月29日、家電等の量販店大手のベスト バイ(BBY)が決算発表と同時に配当のお知らせをリリースしました。
その決算ですがすでに本日別記事でお知らせしたとおり、第4四半期決算はアナリスト予想こそ上回ったものの売上高が前年同期比で1%減、そして会計基準ベースの1株利益は5%減益と厳しい決算となっています。
さらに通期ベースで見れば特に配当の源泉である1株利益は以下のとおり会計基準ベースで10%の減益となっている。
となれば正直減配さえしなければ十分、という気持ちで内容を確認。
本日、同社は取締役会において、四半期配当金を(これまでの0.92ドルから)一株当たり0.94ドルとし、2%増額することを承認したと発表しました。
四半期配当は、2024年3月21日の営業終了時点の株主名簿に記載された株主に対し、2024年4月11日に支払われる予定です。
前年の4.5%増配から半減ですが当方にとってはサプライズ増配。
減配どころかまさか増配してくれるとは。
これで22年連続増配を達成。
もちろん過去の数字から見れば厳しい増配率となったことは明らか。
ただ家電量販店という事業柄、現在の業界の状況を考えれば増配を継続したこと自体に意味がある。
つまり会社としての株主還元に対する強い意志を見た。
もちろん以下今期予想が示すとおり、今年も逆風下にあることは明らか。
ただこの銘柄には耐える力がある。
バランスシートの数字を見ながらそんな風に考えているところです。
(いかなる理由でも増配率が低下した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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