公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の5月2日に2024年第1四半期決算を発表しました。
【事業概要】
サザン(Southern Co)は、3つの伝統的な電気事業会社であるSouthern Power CompanyとSouthern Company Gasの発行済み普通株式をすべて所有する持株会社である。
【事業内容】
Alabama Power、Georgia Power、Mississippi Powerなどの伝統的な電気事業会社は、南東部の卸売顧客に加えて、南東部3つの州の小売顧客に電気サービスを提供する公益事業会社を運営する。
Southern Power Companyは、再生可能エネルギープロジェクトを含む発電資産の開発、建設、取得、所有、管理を行い、卸売市場で市場ベースの料金で電力を販売する。
Southern Company Gasは、イリノイ州、ジョージア州、バージニア州、テネシー州などの4つの州で、天然ガス配給会社を通じて天然ガスを配給することを主な事業とするエネルギーサービス持株会社である。
Southern Company Gasは、他にもいくつかの事業に関与する。
(SBI証券より)
概要は以下のとおり。
売上は昨年第1四半期より需要を押し上げた温暖でなかった天候等により前年同期比で3%の増収。
そして1株利益は天候等による小売売上の増加、天然ガスと購入電力のコスト削減等により会計基準ベース、調整後1株利益ともに前年同期の0.79ドルに対し1.03ドルと30%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の今期2024年の通期予想(調整後1株利益)は前回予想の3.95ドル~4.05ドルを維持しています。
原発建設の進捗状況ですが、予定どおり今週初めにボーグル4号機の商業運転を開始しています。
以上、この銘柄に限った話ではないですが、電力会社はAIの進展に伴い、データセンターによる電力消費拡大が期待されることから最近AI関連銘柄として注目され始めています。
今回の決算でサザンは「特筆すべきは、多数のデータセンターを含む商業顧客が、堅調な地域経済活動を反映してエネルギー使用量の増加を示したことである。」とコメントしています。
またボーグル4号機が無事商業運転が開始したことも朗報でしょう。
ということで、売上〇、利益○、予想△ = ホールド
です。
(23年連続増配継続中も、増配率が逓減状態にある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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