銘柄研究

スリーエムからスピンオフしたソルベンタム売却、取得額はいくらにすべきか、税務署の見解は?

今月スリーエム(MMM)からスピンオフしたソルベンタムコーポレーション(SOLV)を売却しました。

売却の一番の理由はもちろん配当。

ソルベンタムは今後約24ヶ月間、債務の返済を優先する意向であり、現時点では普通株式の現金配当を行わない方針。

しかも第2四半期決算発表時点では、今期予想売上・利益成長率にも期待できない、つまり株価上昇にも期待できないと判断しての売却です。

ちなみに売却時の株価は59.42ドルでしたので、今回の売却による売却損益は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わ、わかりません。(汗)

その理由はこちら。

回答

このたびは、当社からの返信が遅くなり、ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

お問い合わせの件につきまして、ご回答申し上げます。

ご認識のとおり、ソルベンタム(SOLV)に対する取得単価、売却処理代金につきましては「外国株式等株式分割・権利売却等のご案内(兼)支払通知書」の報告書が交付されております。

大変恐れ入りますが、当社では、取得単価をご案内することができかねますので、こちらの報告書をもって、いくらとするべきか、所轄の税務署へご確認くださいますようお願いいたします。

ご面倒をおかけして誠に申し訳ございませんが、何卒、よろしくお願い申し上げます。

こちらはソルベンタムの取得単価について以前SBI証券に問い合わせた際の回答ですが、上記のとおり取得単価については「いくらとするべきか、所轄の税務署へご確認くださいますようお願いいたします。」

とのこと。

ということで、今回「外国株式等株式分割・権利売却等のご案内(兼)支払通知書」を持って地元の所轄税務署に行き確認して来ました。

結論としては、

「今回、保有数:割当数が4:1で割り当てられているので、ソルベンタムの取得額についても同様に4分の1で計算して下さい。」

そして、

「スリーエムの取得額については購入時の取得額ではなく、4分の3で計算して下さい。」

とのことでした。

スリーエムの取得額はそのままでいいのでは?と都合の良いように、つまり所得額が少なくなるように考えていたのですが、やはり世の中そんなに甘くはない。(って当たり前?)

結果として、スリーエムとソルベンタム売却による売却損益は-231,806円となりました。

但しこの金額にこれまで受領した配当合計204,008円を加味した場合の最終的な損益は、-27,798円となり約400万円の投資額を考えれば大ケガはせず、ほぼほぼトントンで終える事ができました。

しかしほぼほぼトントンで終わったから良いというものではない。

事業の成長性よりも配当利回りの高さと65年という連続増配年数を妄信して投資した結果が株価下落と5割を超える大減配。

スリーエムが54%減配を発表⇒売却決定 で銘柄検討中現地時間の5月14日、スリーエム(MMM)が配当のお知らせをリリースしました。 その内容は以下のとおり。 3M取締役会は...

以前のロイヤルダッチシェルとまったく同じ失敗を繰り返しており、学習能力のなさを猛省せねばなりません、、、(脂汗)

【速報】ロイヤル・ダッチシェル戦後初、66%の大減配発表!でもろくも崩れ去った人生設計とはエネルギー銘柄のロイヤル・ダッチシェルが現地時間の4月30日に配当のお知らせをリリースしました。 奇しくもライバルのエクソンモービ...

(※スピンオフした銘柄の取得額の計算にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

POSTED COMMENT

  1. ヒック より:

    最近めっきり記憶力が悪くなり、記事を拝見して自分のソルベンタムはどうしたか不安になり確認してみたところ、ソルベンタムのスピンオフ直後に3Mと一緒に売却していました。
    3Mは7月末の高騰がかなりの驚きで、そこまで保持していればと思わないでもないですが、この急変が米国株ならではのダイナミズムですよね。売却のタイミングは本当に難しいです…。
    最近は比較的高配当のディフェンシブ銘柄のパフォーマンスがかなり改善してきており、ABBVで久しぶりの利益確定もできこの調子でいってほしいものと思います。

    • naobito より:

      ヒックさん
      おはようございます。
      3M&ソルベンタムお持ちでしたか。売却のタイミングは本当に難しいですよねぇ。
      当方も3Mを高騰の恩恵にあずかることなく売却しましたが、「株は売ったら上がるモノ」と割り切っています。
      但し市場から撤退しない限りいつかは恩恵にあずかれるはず。
      ABBV利確出来てよかったですね。
      この先の金利低下を見越してのディフェンシブ銘柄への資金流入かと思いますが、やはり上がっていく株価を眺めるのは気持ちの良いものです。

      • ヒック より:

        なおびとさん
        ご返信ありがとうございました。3Mは買ったタイミングが悪く、2年ちょっと保持して配当込みのトータルリターンが -20%という散々な結果だったので、今の価格で売れていればと思わなくはないですがポリシーを持って損切りしたので後悔はないです。「株は売ったら上がるモノ」は本当に常に真実ですね。
        ABBVは正確には保持数の1/3の一部利確でした。あとはもう少し上がった時にまた検討します。今日もディフェンシブ株が上昇していて、いい感じです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です