コラム

暴落時大切なこと それは他人と同じ土俵で相撲を取らないこと

トランプ関税発動により4月4日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が1日の下落幅としては過去3番目の大きさを記録するなど株価は急落。その後も下落を続けましたが昨日4月9日には相互関税の措置を90日間停止することが発表されたことにより、前日比7.9%高となり上げ幅は2962ドルとダウ平均の算出開始以来最大を記録。しかし翌日10日は関税不安再燃から一時2000ドル安と暴落。

御覧のとおり日々の値動きの大きさが日々恐怖と安堵の間を激しく揺れ動く投資家の心の動きを表す相場が続いています。

毎朝自身の口座を見る度に含み益が減り(あるいは含み損が増え)、ものすごい勢いで資産が目減りしていく。

もちろん当方とて例外ではなく、今回の暴落で1千万円以上が吹き飛んでいます。

当たり前の話ですが、株価が下落しているということは、株を株を買う人よりも売る人の方が多いということ。

そして株価が暴落しているということはより多くの人々がより大量の株を売っているということ。

つまり程度の差はあれ株式市場から撤退しているということ。

当ブログをお読みの方はおわかりのとおり当方は長期投資家。

それも投資期間はほぼ一生と考える者。

その理由は長期に投資することでより高いリターンが得られると信じているから。

一方今回の暴落はある意味多くの投資家が実は短期投資家であったことを示している。

株式投資で莫大な富を築いたウォーレン・バフェット。

もちろんバフェットの成功は彼が投資の才覚があり、類まれな優れた投資家であったことによってもたらされたことは間違いありません。

ただ、実は彼の莫大な資産のほとんどが60代半ば以降に増えたものだったことを知る人はあまりいないのではないでしょうか。

つまりバフェットの成功は10歳から本格的に投資を始め、90歳を超えても尚株式投資を続けて来たことにあった。

利益よりも損失により多くの痛みを感じる。

これは人間が持って生まれた本能。

今回久しぶりの株価暴落の渦中にあって特に投資経験の浅い投資家は平常心を失っているのではないでしょうか。

しかしもしあなたが長期投資家を自認しているのなら、他人、つまり短期投資家と同じ土俵で相撲を取らないこと。

これだけは忘れないでいただきたいと思います。

(株価暴落時のレバレッジ投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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