現地時間の11月16日、バフェット(バークシャー・ハザウェイ)が2020年9月末時点の株式保有状況をSECに開示したことはすでにお知らせしました。
今回はバフェットが新たに購入した以下のヘルスケア銘柄を比較してみることにしました。
・アッヴィ(ABBV)
・ブリストル・マイヤーズ(BMY)
・メルク(MRK)
・ファイザー(PFE)
まずは売上の推移から。
成長率ということではブリストル・マイヤーズとメルクの勢いが目立つ一方、アッヴィは直近では成長率が落ちている。そしてファイザーは低迷が続いています。最近のアッヴィのアラガン買収、そしてファイザーの事業分離は低迷からの脱却があることは間違いないでしょう。
続いては稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンを比較。
御覧のとおり直近3年ではアッヴィが抜け出ている状況ですが、右肩上がりで言えばブリストル・マイヤーズに軍配。
一方ファイザーは2017年以降減少に転じている状況。
最後に増配率。
こちらもアッヴィの増配率の高さが目立つ一方、売上成長率、営業キャッシュフローマージンともに好調だったブリストル・マイヤーズは業績に関係なく毎年きっちりと0.04ドルのほふく前進というか逓減増配を貫いている。
現在のPERは以下のとおり。
以上見て来ましたが、正直4社4様の状況であり、素人投資家の目には一貫性が見いだせない。
今回バークシャーは新規投資の狙いを公表していませんが、ヒントとなるのは以前のエアライン銘柄の購入でしょう。
この時はデルタ航空を始め、アメリカン、サウスウエスト、ユナイテッドという大手エアライン銘柄を爆買い。(ただこの時は神様も予想できなかった新型コロナウィルスの発生、パンデミックによってすべての銘柄を売却する、と言う結果に終わっています。)
さらに今年8月には日本大手商社5社(三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、三井物産)をこれまたまとめ買い。
ということで、
「今回も将来有望なセクターをまとめ買いする。という戦略をとったのでは?」
とそんな風に考えているところです。
(バフェット新規購入銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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