銘柄研究

インカムゲイン投資からの卒業? 最近ドキュサインに惹かれています

早いもので2008年に初めて米国株への投資を開始してから13年目を迎えます。

開始当初は明確にインカムゲイン投資、つまり配当重視の投資を意識していたわけではなかったのですが、しばらくしてその面白さにはまりのめり込んでしまいました。

その結果時には痛い目にあいながらも2019年には目標としていた年間配当収入300万円を達成。

言い方が正しいかどうかはわかりませんが、現在は「肩の荷が下りた。」といった心境です。

もちろん今後もインカムゲイン投資を止めるつもりはありませんが、一方で最近気になる銘柄が出てきました。

それがドキュサイン(DOCU)。

【会社概要】

ドキュサイン(DocuSign Inc.)は、契約プロセスを自動化するためのソフトウェアスイートである「DocuSign AgreementCloud」を提供する。

【事業内容】

「DocuSignAgreement Cloud」には、電子署名ソリューションである「DocuSigneSignature」が含まれる。

「DocuSign eSignature」を使用すると、多様なデバイスで契約に電子署名することができる。

アグリーメントクラウドには、特定の市場セグメントや業界向けに、アグリーメントプロセスの多様な側面に対応する多種な製品が含まれる。

主要なアグリーメントクラウド製品には「DocuSign Contract Lifecycle Management(CLM)」、「Intelligent Insights」、「Gen for Salesforce」、「Negotiate for Salesforce」、「Guided Forms」、「Click」、「Identify」、「Standards-Based Signatures」、「Payment」および「eNotary」が含まれる。

業界固有のアグリーメントクラウド製品には、米国(U.S)連邦政府向けの不動産用の部屋、住宅ローン用の部屋および電子署名が含まれる。

(SBI証券より)

ドキュサインと言えばその名のとおり電子著名サービスを提供する企業であり、日本語サイトを確認すると以下のように紹介されています。

ドキュサインは世界で一番使用されている電子署名です

・世界中で50万社以上の企業(有償版のお客様)がドキュサインを導入し、数億人が署名捺印しています

・世界のテクノロジー企業トップ10社のうち、7社がドキュサインを利用

・世界の医薬品企業トップ20社のうち、18社がドキュサインを利用

・世界の金融機関トップ15社のうち、10社がドキュサインを利用

・800の地方自治体や政府組織がドキュサインを利用

今後あらゆる業務での電子化の流れは止めることはできませんから、事業としての将来(成長)性は非常に高いと考えています。

ということで直近の業績を確認してみることに。

  

まず売上の推移ですが、直近2020年でも日本円換算で1,500億円程度のレベルですが、御覧のとおり高い成長率を続けています。

では肝心の利益の方は?

残念ながら売上の伸びにもかかわらず赤字決算が続いている。

しかしこの銘柄は非常に魅力的、と言えます。

「そりゃー、売上が伸びているからね。赤字続きなんて若い会社にはよくあることでしょ。」

って違います。

当方が注目したのはこちら。

そう、毎度おなじみの真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローとそのマージン。

御覧のとおり営業キャッシュフローは2017年以降プラスに転じているばかりか右肩上がりで増加している。

そしてマージンもまたしかり。

特に直近2020年の伸びが著しい。

ということで、

「何とか投資資金を捻出できないものか?」

とない頭(と髪?)をひねり始めた中年投資家なのでした。

(現時点でのグロース銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ひろー より:

    おはようございます。

    電子署名サービスはとても今アツい分野ですね。
    DocuSignは電子署名サービス専業ですが、Adobe(ADBE)や弁護士ドットコム(6027)、GMOインターネットグループのGMOサイン(9449)と群雄割拠の状態です。
    また、経済の再開による米10年債の利回りの急上昇にDOCUはだいぶやられています。

    DCF法だと将来キャッシュフローに一番ダメージがあるのが長期ソブリン債の上昇のため、ある程度10年債の利回りが一服するか、ヘッジファンドの問題が波及し始めた時に頭を抱えつつ買いを入れるのがいいと思います。
    2・3年ほど鳴かず飛ばずでも平気ならいつ買いを入れても大丈夫なんじゃないでしょうか。

    ちなみに、次の会社の雇用契約書は電子版しかなく、しかもDocuSignに置かれている電子署名を施したものが原本でした。

    • naobito より:

      ひろーさん
      こんばんは。
      確かに群雄割拠なのですが、中でもADBEの存在はその規模といい脅威でしょうね。
      長期金利上昇によってグロース株への投資妙味が薄れている今のタイミングでの買いは、リスク大といったところでしょうか。
      ひろーさんの転職先はドキュサイン利用だったんですね。さすが進んでますね~。

      • ひろー より:

        こんばんは。

        グロースで決算の数字がキレイなのはサイバーセキュリティ関連ではZscaler(ZS)やCrowdStrike Holdings(CRWD)がありますね。
        サイバーセキュリティは国防上重用なのですが、GAFAMのような鉄板銘柄は今のところない、って認識です。

        また、クリーンエネルギーの見直しの強い下落に巻き込まているマイクロインバーターのEnphase Energy(ENPH)もファンダメンタルズは良さそうです。
        あと、最近フリーフォールしていたApple(AAPL)を愚直に買うのも手かと。地味なところではApple M1チップによりiPhoneだけでなくMac製品の利益率も改善しそうです。

        ペット関連では昨夜決算発表のあったChewy(CHWY)なんかも狙い目な気がします。あのリーマンショックのさなかやコロナショックですらお犬さま・お猫さま向けの消費は落ち込んでいないはずですよ。

        あと、チラ裏的な扱いですが、NASDAQ(NDAQ)を保有して市場の動揺による取引高の伸びというポジティブインパクトをポートフォリオに取り入れるという戦略も有りかもしれませんね。

  2. Rsingball より:

    私は現在63才、高配当株6割・ETF3割・グロース株1割で運用していますが、
    この比率をキープするには、今のところグロース株の方がリターンが
    良いので、グロース株を売却して高配当株を買っています。

    • naobito より:

      Risingballさん
      63歳ということは大先輩でいらっしゃったんですね。
      過去に失礼な対応があったらお許しください。
      自身の資産をきちんと管理され、欲望に負けずしっかりリバランスしているあたりさすがです。
      当方これまでグロース銘柄へ投資して来ませんでしたが、そろそろ少額ならありかな、と思い始めています。

  3. ウィニングチケット より:

    こんばんは(ʃƪ^3^)

    グロース株全然アリかと存じ上げます。

    配当再投資で膨れ上がった余りある配当金で
    グロース株への投資で物凄い勢いで
    配当金ではなく時価総額が
    短い一生では使い切れぬほど
    膨れ上がるやも。。。

    私もグロース株への投資でその
    成長性に驚愕するとともに
    明るい未来、未来は明るいと
    ポジティブシンキングに捉えるようになりました(´ε` )

    ドキュサインも成長性素晴らしいですが、
    もっともっと成長性素晴らしく
    もっともっとお値頃なグロース
    も探してみたいですね

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん

      こんばんは。
      広瀬隆雄さん曰く、
      「2020年はグロース株で誰もが簡単に儲けることができた、稀に見る年だった。」
      「2021年はそうはいかないだろう。」
      とのこと。
      ただ長期で見ればウィニングチケットさんがおっしゃるように未来は明るいのでしょうね。
      やはりお値頃な、というのがポイントかと。

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