6月2日付の記事、「この度「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」の新規公開を決意しました」にて、配当貴族銘柄の配当利回りとPERのリストを作成したわけですが、今回は利回り上位10銘柄の中で当方がこれまで全くノーマークだった銘柄に焦点をあてたいと思います。
それが、
レゲット・アンド・プラット(LEG)
事業概要
レゲット・アンド・プラット(Leggett & Platt, Incorporated)は家庭、オフィス、自動車用の一連の工学部品・製品の考案・設計・生産に従事する製造会社である。
【事業内容】同社は住宅家具、商業製品、工業資材及び特殊製品の4つの事業区分により構成される。
同社のブランドは、マットレスのインナースプリングを含む「ComfortCore」、「Mira-Coil」、「VertiCoil」、「Quantum」、「Nanocoil」、「Lura-Flex」、「Active Support Technology」、ボックスバネコンポーネントとファンデーションを含む「Semi-Flex」、マットレスインナースプリング製造機を含む「Spuhl」、リクライニングチェア・メカニズムを含む「Wall Hugger」、モーションとソファーのスリーパー・メカニズムを含む「Super Sagless」、座席に使用されるワイヤ形態を含む「No-Sag」、容量感知を含む「LPSense」、布地材料を含む「Hanes」、自動車用シート製品を含む「Schukra」、「Pullmaflex」、「Flex-O-Lator」、並びにキルティングおよびミシンを含む「Gribetz」と「Porter」が含まれる。
(SBI証券より)
ベッドのスプリングの製造からスタートしたこの会社ですが、創業はなんと1883年。
直近の増配率は徐々に下がっているとは言え5%を超えており魅力的、さらに連続増配年数は49年にも達しています。
そして業績の方ですが、売上高(収益)と1株利益(潜在株式調整後)の推移から。
売上の方は日本円換算で5000億円程度とそれほど多くありませんが、2016年以降は順調に右肩上がり、しかし利益の方は一進一退といった感じ。
では営業キャッシュフローマージンの方は?
こちらも利益同様、右肩上がりというわけにはいっていません。
「うーん、売上は伸びてはいるが、いかんせん利益の方が、、、でも十分購入候補になり得るのでは?」
と思った瞬間ある情報が目に入りました。
それが直近の配当のお知らせ。
この銘柄の通常の増配発表タイミングは5月。
しかし5月15日の配当宣言日での1株配当は0.40ドルと前回と同様だった。
つまり増配をしなかった。
ということは、普通に考えればついに連続増配年数が途切れてしまった、ということ。
第1四半期決算は減収減益の上、営業キャッシュフローマージンも大幅に減少、さらに2020年通期予想は撤回と他の多くの銘柄同様やはり新型コロナウィルスの影響は大きいと言わざるを得ない。
今後今期中のサプライズ増配の可能性がゼロとは言いませんが、とりあえず今すぐ手を出すことはせず当面は様子を見たいと思います。
(連続増配年数と直近の増配率を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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