通信大手のAT&T(T)が現地時間12月15日、配当のお知らせをリリースしました。
AT&Tのこれまでの増配タイミングでの配当のお知らせがこのタイミングでしたが、残念ながら前年2021年は増配を見送り。
さらに今年5月支払いの配当はそれまでの1株当たり0.52ドルから0.2775ドルへと47%もの大減配を実施。
今回の発表でも次回2月1日支払い予定の配当をこれまでと同じ1株当たり0.2775ドルとしています。
にもかかわらず当方、増配から完全に足を洗った(?)この銘柄の保有を続けています。
その理由ですが、まず大減配の理由が業績悪化のみが理由ではなく、ワーナーメディア事業のスピンオフを伴うものであったから。
そしてスピンオフ等により主力の通信事業に事業を集中したことで今期の決算は好調に推移しているから。
ちなみに10月20日にリリースされた直近の第3四半期決算では、売上は前年同期比で4.1%の減収となりましたが、減収の主な理由は前期に行った米国ビデオ事業売却の影響によるものでありメインの通信事業は前年同期比6%増と好調を維持。
ビデオ事業売却の影響を除いた売上は前年同期の291億ドルから3.1%増加。
また利益の方ですが、特殊要因を除いた調整後1株利益ベースで見ると前年同期の0.66ドルから0.68ドルへと約3%の増益。
さらに注目の携帯電話の後払い契約者数は70万8000件の純増と好調を維持しています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
つまり少なくとも現在までのところ、メディア事業のスピンオフやビデオ事業の売却を実施し通信事業に事業を集中したことは間違いではなかったと言える。
ちなみに現在の配当利回りは6%を超えています。
ということで今しばらくはこの銘柄の保有を続けるつもりです。
(配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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