11月21日にウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが、三菱商事や三井物産など国内大手商社株の保有比率を引き上げたことが明らかになりました。
具体的には三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事の保有割合をそれぞれ引き上げています。
11月26日付の記事でエクソン・モービル(XOM)をさらに売却し、その資金で何を買おうか検討中だが今一つ決め手に欠ける、と書きましたが、ここは米国株にこだわらずに日本株もありでは?
と思い始めています。
ということで、何はともあれまずは上記5社の直近の予想配当利回りを調べてみることに。
御覧のとおり、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事が3.2%~3.3%とほぼ差がないのに対し、丸紅と住友商事は5%近辺と高い状況。
続いて2018年3月期以降の増配率は以下のとおり。
前期2022年3月期を見ると丸紅(87.9%)と住友商事(57.1%)の増配率が非常に高くなっていますが、前年2021年3月期には業績悪化により減配していることに注意が必要。
他の3社は減配していない。
また現在の予想PERは以下のとおりとなっており、5倍台から8倍台と決して割高とは言えない。
となればバフェットの強い後ろ盾もあることだし、今回は日本の商社株に触手を伸ばしても良いのでは?
と思ったのですが、実はあることが購入を躊躇させている。
バフェットが商社株に手を伸ばしたのが2020年8月時点、あれから資源高もあり株価は随分上がっているわけで非資源の分野も手掛けているとは言え、今買うのは少々タイミングが遅すぎるかもしれない。
ましてやこの先世界景気は減速するわけだし。
という考えももちろんなくはないのですが、実はそれ以上の理由がある。
それが配当。
配当は配当でも金額ではなく支払回数。
そう、多くの日本の銘柄がそうであるように各商社も配当は年2回。
ただ米国株の四半期毎の年4回配当が当たり前の当方にとって年2回、半年待たねばならないというのがどうもしっくりこない。
と言うと、
「いやいや、2回でも4回でも総額に変わりないんだから一緒でしょ。そんなことどうでもいいじゃない。くだらない。」
って言われそう。
それはそうなのですが、(たとえ1回毎の金額は少なくても)今まで年4回入金されるのが当たり前だったものが2回になる、これにどうしても違和感を感じてしまう。
この気持ち、米国株をメインに投資して来た長期投資家ならきっとわかっていただけるかと。
まあ今回は金額も少額ですし(年2回に)慣れてしまえば、というのもありますし、もう少し悩んでみます。
(著名投資家の買い増しに引きずられての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんにちは。
僕は商社の中では購入時点で最もチャートの形が良かった三井物産を保有しています。
現時点ではどの商社も短期的に底打ち傾向は出ているので三井物産は少しタイミングが遅いかもしれませんが、三菱商事や伊藤忠は入ってみてもいいかもしれません。
伊藤忠は傘下の情報系子会社の販路もかなり大きいので、単純な資源に留まらず、日米の情報技術の市場シェア拡大の追い風にも乗れるかもしれません。
ひろーさん
こんにちは。
ひろーさんは物産を保有でしたか。
伊藤忠は単純な資源銘柄ではなくITにも強みがあるのですね。
情報ありがとうございます。
こんにちは。
商社株、気になりますよね。
こちらは間接的ではありますが、国内高配当ETF 1489を経由して投資しています。
このETFには賛否両論あることは承知の上ですが、年4回配当、分散・リバランスの手間を考えると十分ではないかと考えています。
では、では。
ツチヤ2号さん
こんばんは。
はい、気になります。
1489ですか。
高配当ということでやはり過去5年の株価は日経平均を下回っていますが、個別株は手間がかかってちょっと、という方にはやはりETFがいいんでしょうね~。