IBMが現地時間の4月19日に第1四半期決算を発表しました。
まず決算概要は以下のとおり。
まず売上は177.3億ドルと前年同期比で0.9%の増収となり、アナリスト予想(情報ソース:SBI証券)の173.2億ドルも上回りました。尚、増収は実に5四半期ぶりとなります。
部門別の売上は以下のとおり。
注目の人工知能(AI)のワトソンを含むクラウド&コグニティブ・ソフトウェア部門は3.8%の増収。
そしてクラウドの売上は65億ドルで21%増、買収したレッド・ハット分の売上は17%増と引き続き好調を維持しています。
次に売上総利益率(グロスマージン)ですが、(意外なことに?)Global Financing部門以外はすべて増加している状況が見て取れます。
一方1株利益の方は会計基準(GAAP)ベースで前年同期比で約2割もの大幅な減益。
そして特殊要因を除いたNON-GAAPベースでも1.84ドルに対して1.77ドルと3.8%の減少となりましたが、アナリスト予想の1.65ドルは上回りました。
以上、対前年同期比では減益となったものの売上は増収、そしてこの銘柄にしては珍しく(?)売上、利益ともにアナリスト予想を上回る結果となっています。
ということで、当方この銘柄の保有を継続します。
IBMの今年の注目点と言えば、年内に完了するITインフラの構築・運用を担う「グローバル・テクノロジー・サービス事業」の一部であるマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門の分社化。(新会社名はキンドリル)
そしてAIとクラウドにより傾注する道を歩むことになる新IBMの誕生。
のわけですが、何はともあれまずは幸先の良いスタートが切れた。
と言えるのではないでしょうか。
(依然として成長を忘れているIT銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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馴染めないな~キンドリル
そだおさん
WWW。
ホント、全然馴染めない名前ですよね。キンドリル。
名前同様、スピンオフ後ぱっとしないのではないか、と危惧しています。
こんばんは。
当方の奥さんはIBMがキンドリルをスピンオフさせるのを知らなくて、IBMは採算が良くない事業をキンドリルとしてスピンオフさせるんだよ〜、みたいなことを言っている矢先、
「え、名前がかっこよくない・・・。」
と言っていたので、行く先が心配になってきます。
ファイザーのUpjohn事業のスピンオフ先のViatrisみたいにパッとしない銘柄にならないといいな・・・と思いました。
ひろーさん
こんばんは。
おー、やはり奥さんもイマイチの評価でしたか。
確かにヴィアトリスもイマイチでしたね。
名前で判断したわけではないのですが、当方即行で売却してしまいました。
でも名前って意外に大事ですよね。