決算発表

サザンの2022年第1四半期決算 売上〇、利益×○、予想△ = ホールド

公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の4月28日に第1四半期決算を発表しました。

サザンと言っても何分マイナーな銘柄、ということでまずは企業概要から。

企業概要

サザンは公益事業持株会社。子会社を通じて、アラバマ、ジョージア、フロリダ、ミシシッピ州で電力事業を展開し、発電所の建設、買収、管理、電力卸売事業を行う。

原子力発電所、水力発電所、化石燃料発電所、複合サイクル・コジェネレーション発電所を所有、運営する。

また、南東部でデジタル無線通信サービスと光ファイバー回線の卸売事業を展開。

(YAHOOファイナンスより)

概要は以下のとおり。

売上は燃料費の上昇等により前年同期比で12%の増収。

一方利益の方は天然ガス等のコスト上昇もあり、1株利益で会計基準ベース及び特殊要因を除いた調整後1株利益ともに0.97ドルと前年同期比を下回りました。

但し市場予想との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を上回っています。

また、合わせて発表された2022年の通期予想ですが、調整後1株利益は3.50ドルから3.60ドルと前回予想を据え置いていますが、前期2021年の3.41ドルに対して2.6%から5.6%の増加を見込んでいます。

現在サザンは2つの原子力発電、ボーグル3号機、4号機の建設を進めており、度重なるスケジュール延長を行ってきましたが、今回の決算発表では3号機が2022年第4四半期から2023年第1四半期の間にサービス開始。

そして4号機が2023年第3四半期から第4四半期の間にサービス開始の予定、としています。

業種柄と言ってしまえばそれまでですが、この銘柄の特徴と言えば何と言ってもその安定した増配。

2017年以降は毎期0.08ドルの増配を続けており、増配率こそ逓減しているもののその安定感は見事。

さらに意外に知られていないのですが、サザンは現在21年連続増配を継続中であるばかりか、1948年以降75年に渡り1度たりとも減配をしていない。

という確固たる実績があります。

将来のことは誰にもわからない、とは言え、公益事業という業種を考慮した場合、過去の実績が将来に対する安心感を与えてくれることだけは確かではないでしょうか。

以上、売上〇、利益×○、予想△ = ホールドとします。

(原発建設を進めている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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