早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2023年8月末時点) を公開します。
まずはこちら。
こちらはトータルリターン(10年)が市場平均、Vanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターン12.79を上回る銘柄のリストとなります。
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。
これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。
こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。
分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
(SMBC日興証券HPより)
堂々1位は相変わらずブロードコム。
ただAIブームからエヌビディアにつられる形での株価爆上げによって4月は3%だった配当利回りが2.1%にまで下がってしまったのは残念。
一方7位にランクインしたアッヴィのみが4.0%と高利回りの状況。
そのアッヴィですが主力製品ヒュミラが米国での特許が切れた影響から7月27日発表の第2四半期決算は調整後1株利益が前年同期比で約14%減となったものの市場予想を上回り、通期予想を上方修正したことで株価は上昇。
続いては配当利回りが4%を超えるリストになります。
配当利回り1位は相変わらずアルトリア(MO)。
その利回りは8.8%と前月の8.3%からさらに上昇、普通に考えれば異常(危険)値と言えるのですが、現地時間の8月1日に発表した2023年第2四半期決算は以下のとおりアナリスト予想に対し売上、調整後1株利益ともに若干ですが予想を上回っています。
また今期2023年通期予想は、調整後1株利益で4.89ドルから5.03ドルと2022年の4.84ドルの実績に対して1%から4%の増益としており、前回6月1日発表の公表値を維持。
そして8月24日発表の増配タイミングでの配当のお知らせで4.3%の増配を発表。
今回の増配で過去54年間でなんと58回目の増配とインカムゲイン投資家にこの上ない安心感を与えてくれました。
ちなみに市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターンは前述のとおり12.79となっており、VFCのマイナス値を始めアッヴィ以外の銘柄が市場平均を下回っていることに注意を払う必要があるでしょう。
つまり高配当銘柄への投資は株価上昇には期待できない。
というある意味当たり前の事実を表していることになるわけですが、毎度毎度のコメントとなりますが高配当銘柄への投資はある意味”定期預金的投資”と割り切って考える必要があるとも言えます。
何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。
(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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