リース大手の三菱HCキャピタルが8月9日に2025年3月期第1四半期決算を発表しました。
【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速
【連結事業】カスタマー54(4)、海外地域22(4)、航空11(13)、ロジ6(14)、不動産5(13)、環境エネ2(15)、モビリティ0(73)【海外】39 <24・3>
【連続最高益】旅客需要好調で航空機リース続伸。情報機器リース堅調。海外は商用トラックの貸倒費用大幅減。米商業用不動産と太陽光発電の減損剥落。不動産の大口売却益消えても営業増益。株売却益減。増配。
【生成AI】日立製作所と協働して生成AIを本格利用。営業事務や審査業務効率化、新商品開発などに活用。名証プレミア市場の上場廃止、重複上場解消で合理化図る。
【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/16社
(会社四季報より)
概要は以下のとおり。
売上は11.1%増、営業利益(+34.9%)、経常利益(+30.4%)ともに30%の増益。
そして(親会社株主に帰属する)四半期純利益は、不動産セグメントにて前年同期に計上した大口売却益や株式会社センターポイント・ディベロップメントの完全子会社化にともなう段階取得に係る差益の剥落があったものの、航空セグメントの好調な業績推移や、連結子会社であるJSA International Holdings, L.P.およびその子会社の決算期変更にともなう決算取込期間の調整による増益効果などにより、前年同期比約40億円(11.6%)増益の約391億円となっています。
尚、1株当たり年間配当金は前回2024年3月期決算発表時予想の年間40円を修正していませんが、第1四半期ということである意味納得。
また今期2025年3月期通期予想についても概ね予想通りの進捗であることから、前回予想の親会社株主に帰属する当期純利益1,350憶円を維持、1株利益については期中平均株式数の変更により前回予想の94.11円から94.10円としています。
以上、配当、通期予想の(上方)修正はなかったものの、四半期実績は売上、利益ともに前年同期を大幅に上回り、8%増配(一株37円⇒40円)に向けほぼ計画通りの結果となったことは朗報でしょう。
ということで、
実績〇、通期予想△ で保有継続です。
(連続増配銘柄への妄信的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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