決算発表

アムジェンの2022年第2四半期決算 売上〇、利益〇、通期予想△ =ホールド

バイオ医薬品銘柄のアムジェン(AMGN)が現地時間の8月4日に第2四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

売上は前年同期比で1%の増収と微増。

これを主力の製品別で見ると関節リウマチ治療薬のエンブレルが8%減少したものの 骨粗鬆症・関節リウマチ治療薬のプラリアが13%増、乾癬性関節炎治療薬のオテズラが11%増となっています。

一方利益の方ですが、会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)、特殊要因を除いた調整後1株利益ともに大きく増加。

その理由ですが、昨年第2四半期のファイブ・プライム・セラピューティクス社買収に伴う買収済仕掛研究開発費15億ドルの評価損計上後営業費用が減少したこと、及び平均株式数が減少したこと等によるものです。

そしてアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。

最後に2022年の通期予想ですが以下のとおり前回予想を売上は下限値を0.1億ドルほど引き上げたものの上限値は同額引下げ、そして調整後1株利益は前回予想を据え置いています。

また、インカムゲイン投資家注目の自己株買いの金額は60億ドルから70億ドルと前回予想から変更はありません。

尚、真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローは19億ドル、そしてフリーキャッシュフローは17億ドルと前年同期とほぼ同額となっています。

以上、全体としてはまずまず許容範囲の決算内容となりましたが、アムジェンは同日、バイオ医薬品会社であり、自己免疫疾患、炎症性疾患や癌を治療する経口投与の治療薬の発見・開発・商品化に従事するケモセントリックス社(CCXI)を現金37億ドルで買収する計画を発表しており、将来の成長に向けた布石を着々と打っています。

ということで、売上〇、利益〇、通期予想△ =ホールド

とします。

(営業キャッシュフローマージンが低下傾向にある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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