銘柄研究

<速報>アルトリア 従業員のコロナウイルス感染で主力工場閉鎖! もホルダーがそれほど心配していない理由

たばこ銘柄のアルトリア(MO)が現地時間の3月19日、従業員のコロナウイルス感染と工場の一時操業停止を発表しました。

より具体的には、バージニア州リッチモンドにある製造センターで従業員がコロナウイルスの陽性反応を示したことがわかったため、2週間の操業停止を実施する、とのこと。

さらにいくつかの無煙たばこの国内拠点も2週間の操業停止を行う予定。

但しこちらはコロナウィルスによるサプライチェーンの問題がその理由。

ということで、いよいよ感染拡大の影響がアメリカ国内の企業にも広がって来ました。

ただ、今回の問題ですが、現時点ではそれほど心配はしていません。

その理由ですが、まずバージニア州リッチモンドにある製造センターの操業停止の方ですが、予想出荷数量に基づくと現時点では約2ヶ月の製品在庫があるから。

そしてこの在庫には卸売、小売サイドにある在庫は含まれていません。

また、無縁たばこの方は約3ヶ月の在庫(こちらも卸売、小売サイドにある在庫は含まれていません。)がある。

尚、アルトリアは操業停止中も従業員に通常の給与を支払うとしていますが、2週間程度であれば会社業績に大きな影響があるとは言えないでしょう。

「いやいや、確かに今はそうかもしれないけど、もしこれが長引くようなことになればそんな悠長なことは言っていられないのでは?」

って確かにそのとおり。

では仮に生産が2ヶ月以上ストップしたら?

それでも当方はそれほど心配していません。

なぜならアルトリアには奥の手があるはずだから。

その奥の手とは?

そう、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)。

もし長期に渡りアメリカ国内での生産ができなくなったら、「緊急事態発生!」ということで、兄弟会社である海外に多くの拠点を持つフィリップ・モリスに供給をお願いすればいい。

と真面目に考えているのですが、楽観的過ぎるでしょうか?

(操業停止中の企業に対する投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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