タイトルのとおりこの度ターゲット(TGT)をウォッチ銘柄に指定することにしました。
ターゲットは、米国民にはお馴染み、全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーン。
創業は1962年で、百貨店として事業を開始、ファッション関連の品揃えや品質に定評があります。
ターゲット(Target Corp)は、店舗やデジタルチャネルを通じて顧客に商品を販売する総合小売業者である。
【事業内容】
ほぼ2000の店舗とTarget.comで顧客にサービスを提供する。
それは、ゲストと呼ばれる顧客に、日常の必需品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。
店舗の大部分は雑貨や食品の幅広い品揃えを提供する。
その商品カテゴリーには、アパレルとアクセサリー、美容と家庭用品、食品と飲料、硬貨、家庭用家具と装飾が含まれる。
170000平方フィートより大きい店のほとんどは、伝統的なスーパーマーケットに匹敵する様々な雑貨及び食糧項目のフルラインを提供する。
デジタルチャネルでは、店舗内に出店する商品を含む幅広い商品や食品の品揃えに加え、及び第三者が販売する補完品揃えも行う。
そのブランドには、「A New Day」、「Ava&viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」などがある。
(SBI証券)
直近の業績ですが、3月4日に公表した第4四半期決算(2025年1月期決算)は前年同期比で売上は3.1%の減収、また1株利益、特殊要因を除く調整後1株利益ともに19.3%減と減収減益に終わったもののアナリスト予想に対しては売上、利益ともに予想を上回っています。

そして今期2026年1月期の通期予想は、既存店売上高:1%前後の成長、1株利益及び調整後1株利益:8.80ドル~9.80ドルとしており利益はアナリスト予想(中央値9.27ドル)をわずかに上回っています。

今回この銘柄をウォッチ銘柄に指定した最大の理由、
それは価格。
こちらは2019年以降のPER(株価収益率)の推移ですが、性的マイノリティー関連商品に関する不買運動等の影響もあり2024年に入りバリエーションが大きく低下、今年に入りさらに低下し現時点では13.0倍にまで下がっています。

その結果現在の予想配当利回りは3.9%と4%近い水準にまで上がっている状況。
つまり合理的な価格で購入することにフォーカスしての選定。
そしてターゲットと言えば増配。
その連続増配年数は54年に達し配当貴族を超える配当王銘柄であり、毎月アップデートしている「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」に鎮座ましましている銘柄。

もちろんまず利益あっての配当であることは百も承知。またバリエーションの低下は市場がこの銘柄の成長性に期待していないことの証左でもあり、それは売上の推移を見ても明らか。

また今後トランプ関税発動での影響も懸念されるわけですが、その関税に関して言えば、現在中国からの調達は2017年の60%から大幅に減らし30%程度。ただグアテマラやホンジュラスといった国に生産拠点を移しており、米国産は半分程度と関税アップに対し無傷とは行かない状況。
しかし消費者が、衣料品や電化製品、その他いわゆる裁量消費財を敬遠している現状を含め状況は他の小売事業銘柄も同様であるばかりか、関税引上げが長期化すれば米国経済へのマイナスインパクトは必定でありそれはトランプ政権も望むところではないでしょう。
ということで、今後は関税の状況を含めこの銘柄をウォッチしていくつもりですが、何分根が単細胞な当方のこと、配当利回りが4%を超えて来たら即行で購入に踏み切るかもしれません、いやきっと踏み切るでしょう。(汗&苦笑い)
(連続増配年数のみに依存した投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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