現地時間の7月23日、デリバティブ市場を運営するCMEグループ(CME)が2025年第2四半期決算を発表しました。
事業概要
CMEグループ(CME Group Inc)はデリバティブ市場を提供する。
【事業内容】
顧客が先物、オプション、現金及び店頭(OTC)市場を取引し、ポートフォリオを最適化し、データを分析することを可能にする。
取引所は、金利、株式指数、外国為替、エネルギー、農産物、金属に基づいて、すべての主要な資産クラスにわたって幅広いグローバルベンチマーク製品を提供する。
「CME Globex」プラットフォームを介した先物取引、「BrokerTec」を介した債券取引、「EBS」プラットフォームを介した外国為替取引の先物とオプションを提供する。
さらに、中央清算機関である「CME Clearing」を運営する。
商品は、とりわけ金利感応的な商品や、農業、エネルギー、金属商品の価格の変化に関連するリスクに関連するヘッジ、投機、資産配分の手段を提供する。
取引所で取引される先物や先物契約や店頭デリバティブのオプションの清算及び決済サービスを提供する。(SBI証券より)
概要は以下のとおり。
まず売上は前年同期比で10%の増収となり過去最高を記録。
次に利益ですが、営業利益は前年同期比13%増、また1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の2.42ドルに対して2.81ドルと16%増、そして無形資産償却等の特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり15%の増益となりこちらも過去最高となりました。
続いて金融商品別の取引高(1日当たり平均出来高(ADV))は以下のとおり。
前年同期比ですべての商品の取引高が増加、また金利、株式指数、エネルギーが二ケタ増となり全体で16%の増加となったばかりか、売上、調整後1株利益同様こちらも過去最高となりました。
尚、平均約定単価(RPC)は前年同期の0.708ドルに対し0.690ドルと2.5%ほど減少しています。
次にアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに若干予想を上回っています。
以上、売上、調整後1株利益、取引高が過去最高を記録、またアナリスト予想を上回ったこの銘柄。
それにしても6割を超える営業利益率を見るとあらためて経済的な掘りを持つ銘柄の強さがわかります。
ということで、
売上○(過去最高)、利益〇(過去最高)、アナリスト予想〇 = ホールド
です。
(事業柄予想数値を開示していない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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