配当

アルトリアから配当受領 実質利回り10%達成! もこの銘柄の情報収集を決して怠ってはいけない理由

10月13日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。

アルトリアの増配タイミングは今回の10月支払い時ということで、すでにリリースされているとおり前回の1株当たり0.86ドルから4.7%増配の0.90ドルの配当支払となっています。

この銘柄を初めて購入したのが2008年、その後2011年、12年、18年、さらには今年2021年にはJT売却資金での買い増しと4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する総配当受領額は264.6万円。

現時点の投資回収率は66%にまで達しています。

ちなみに今年の年間配当受領額は40.5万円。(確定申告での外税控除申請を加味)

総投資額が402万円ですから、その配当利回りは手取りベースでなんと約10%に達することになります。

これぞインカムゲイン投資の醍醐味。

そしてアルトリアはインカムゲイン銘柄の超優等生と言えるでしょう。

しかしそんなアルトリアにも暗雲が垂れ込めています。

それが、

加熱式たばこIQOS(アイコス)の特許侵害に関し、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の子会社であるレイノルズ・アメリカンの主張が認められたこと、そして米国国際貿易委員会(ITC)が発表したアイコスの米国への輸入禁止措置。

紙巻きたばこが将来的には市場から消える運命にあることはほぼ確実視されている中で、それに代わる製品として大きな期待を寄せていたのが加熱式たばこだった。

このままでは米国で加熱式たばこの販売ができないことになり、アルトリアはじわじわと真綿で首を絞められるように衰退への道をたどることになる。

(もちろんアルトリア、というかフィリップ・モリス・インターナショナルは判決を不服として、特許法を専門とする連邦控訴裁判所へ控訴する予定となっています。)

だから今後はこれまで以上にこの銘柄の情報収集を怠らないよう注意する必要がある。

ただこの銘柄は旧フィリップ・モリスの時代から、健康被害問題を中心に何度も逆風にさらされて来た。

しかしそんな中でも減配するどころかしっかりと増配を続けて来た。

ということで、

「今回もきっと乗り切ってくれるはず。」

との思いを抱く中年投資家なのでした。

(逆風が常態化している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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