銘柄研究

IBMが分社化する新会社、キンドリルの割当ては5:1に決定

以前IBMがITインフラの構築・運用を担う「グローバル・テクノロジー・サービス事業」を分社化して設立する新会社の社名がキンドリル(Kyndryl)に決定した、とお伝えしました。

そしてその新会社に関して10月12日にIBMの取締役会は以下の情報を発表しました。

・IBMの普通株式の各所有者は、分配の基準日である2021年10月25日に保有するIBM普通株式5株に対し、1株のキンドリル普通株式を受け取ります。

・割り当ては、2021年11月3日の市場終了後に行われる予定です。

そう、IBMホルダーに割り当てられるキンドリルの株式数が決定した。

その割合はIBM5株に対してキンドリル株1株。

では、今回の割当てに関してホルダーが何をしなければならないのか?ですが、

・IBMの株主は、キンドリル普通株式を受ける取るために何もする必要はありません。

・さらに株主は、(今回の)分社化に参加するために対価を支払ったりIBM普通株式を放棄又は交換したりする必要はありません。

何もしなくて良い。

ということで予定どおり行けば11月3日には新たにキンドリル株を保有することになります。

但し、インカムゲイン投資家として何もしなくて良いわけではない。

気になるのはやはり配当。

その配当に関してですが、IBMは以前以下の情報をリリースしています。

・会社分離が完了した後は、各社の配当方針はそれぞれの取締役会で決定されます。

そう、当たり前の話ですが分離後はIBMの配当はIBMが決めるし、キンドリルの配当はキンドリルが決める。

そしてキンドリルが担うビジネスは、旧IBMのグローバル・テクノロジー・サービス事業の一部であるマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門であり、その利益率は決して高くない。

ということで、キンドリル売却⇒(新)IBM購入を検討し始めた中年投資家なのでした。

(いずれにせよ成長を忘れたIT銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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