「地元企業を応援したい。」という理由で株式投資をしてはいけまぜん。
と書くと、
「いやいやそれは違うでしょ。銘柄選びは人それぞれ。もちろん基本は業績や割安度合い等をベースに選ぶもの、ただその上で地元企業を選ぶのであれば全く問題ないはず。」
っていうツッコミが入りそう。
確かにそれは一理ある。
では、
もしあなたが資産形成のために株式投資をしたいのであれば、「地元企業を応援したい。」という理由で株式投資をしてはいけまぜん。
と書いたらどうでしょうか?
それでもあなたは「全く問題ないはず。」と言い切れますか?
実は当方もその昔、地元企業応援投資をしたことがある。
具体的にはスーパーマーケット等を展開するアクシアルリテイリングやすでに上場廃止となった倉敷機械等に投資していた。
「だったらなぜ?」
と思われるかもしれませんが、その理由は、
「情」
が入ってしまうから。
というか、そもそも地元企業への投資自体が情による投資ということ。
人間情が入れば正しい判断が下せなくなる。
たとえ業績が悪化しようとズルズルと保有を続けることになる。
これまで株式投資を続けて来て痛感したこと。
それは、
「投資においては冷静、いや、とことん冷酷でなければならないこと。」
より具体的に言えば、業績、つまり決算の数字がすべて。決算が悪ければ躊躇なく売却しなければならない。」
それを、
「いやいやさんざん研究して間違いないと見込んだ銘柄だから。」
とか、
「今回は決算悪かったけど次回はきっと持ち直すはず。」
とか、
「何と言っても地元企業だから。」
と数字を離れて言い訳をしても資産形成という観点から見れば満足な結果にはならないのです。
さらに言えば情を入れるのであれば利益という見返りを求めてはいけないのです。
と書くと、
「でもそう言うあなたはリタイア後は地元企業の株を買うんじゃなかったっけ?」
というツッコミが入りそう。
確かに当方、地元企業への投資を考えている。
それも結構な数の。
ただその目的あくまでリタイア後の活動の一つとしての株主総会出席のため。
そしておまけである株主優待をゲットするため。
決して資産形成のためではない。
これを間違えると大けがをすることになる。
「地元企業への応援投資はあくまで趣味として行うべきもの。」
そんな風に考えているのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか?
(資産形成のための地元企業応援投資の実施にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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