たばこ銘柄のアルトリア(MO)が現地時間の1月27日に第4四半期決算を発表しました。
前回の第3四半期決算では、アナリスト予想との比較では売上は大幅に上回ったものの、残念ながら調整後1株利益は予想を下回る結果に終わったこの銘柄ですが果たして今決算は?
と言う事で早速確認。
概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で0.8%の減収。
これを以下製品別で見ると、主力の紙巻きたばこが数量ベースで前年同期比5.9%減も、値上げでもカバーし金額ベースでは0.4%の増収となっている状況が見て取れます。
とは言え、主力製品であるマルボロのシェアは42.7%と前年同期の43.1%から減少している点は注意する必要があります。
一方金額的には少ないとは言え無煙(Oral)たばこの方は数量、金額ともに増加しています。
次に1株利益ですが、会計基準ベースでは0.88ドルと14.6%の減益に終わっていますが、特殊要因を除いた調整後1株利益では1.09ドルと前年同期比で10.1%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較ですが以下のとおり売上は大幅増、また調整後1株利益は予想を上回る結果となりました。
最後に注目の今期2022年通期予想ですが、調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドルと2021年の4.61ドルの実績に対して+4%から+7%の増益を見込んでいます。
以上、実績、予想ともにまずまずの決算となりホッとしています。
アルトリアと言えば、調整後1株利益の80%を配当に回すことを公言しているわけですが、今後2022年12月までに18億ドルの自社株買いを予定しており増配に向け着々と手を打っています。
ということで、売上×○、利益×〇、予想〇
でホールドです。
(たとえオミクロンが終焉しても健康被害からは逃れられない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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