名ばかりIT銘柄(?)のIBMですが、今月に配当のお知らせを予定しており、さらに通常であれば増配タイミングとなっています。
実は当方、今回のリリース内容次第でこの銘柄の売却を考え始めています。
その理由がこちら。
こちらは1株配当と増配率の推移を表したグラフとなりますが、御覧のとおりきれいに右肩下がりの状況。
かつては二ケタ増配を誇ったこの銘柄も、直近2021年ではわずか0.6%増配にまで落ち込んでいます。
そしてIBMは、2021年11月3日にグローバル・テクノロジー・サービス事業の一部(というか大部分)をスピンオフした。
スピンオフ後初めてとなる今回の増配タイミングでの配当発表ですが、通常であればスピンオフによって1株利益は減少するわけで1株配当も減少する。
ただ当方の場合、スピンオフによって誕生したキンドリル(KD)をその利益率の低さと将来性を考え即行で売却し、IBMを追加購入しています。
つまりIBMの保有株数が増加している。
よって今回の配当発表後の配当額とこれまでの配当額を比較することで実質的な増減配を確認するつもりです。
そして実質減配の場合には売却を検討したいと考えています。
(過去の苦い経験から基本増配率がゼロになった銘柄については、その時点で売却を検討することにしています。)
ちなみにIBMはスピンオフによりクラウドとAI事業に傾注した新たな会社、より成長を重視した会社に生まれ変わっている。
つまりこれまでとは違う会社として見る必要がある。
とはいうものの少なくとも昨年まで26年連続増配を続けており、配当貴族銘柄となっている。つまり配当貴族銘柄の地位を捨てることには多少なりとも抵抗がある可能性もある。
ちなみに今期2022年の第1四半期決算発表は現地時間の4月19日の予定。
まずはここでの決算数字とCEOのコメントが配当の重要な手掛かりとなる。
ということで間もなく開示を迎える次回決算に大注目しているインカムゲイン投資家なのでした。
(米国において29年連続特許取得数断トツ1位も、それが業績に全く結びついていない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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