米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の12月16日に2023年第2四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
企業概要
ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。
米国とカナダで約1,500店舗を展開する。
直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。
本社所在地はフロリダ州オーランド。
(YAHOOファイナンス)
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で約9%(9.4%)の増収。尚、既存店売上ベースでは前年同期比で7.3%の増収と好調。
これをセグメント別に見ると以下のとおり第1四半期同様メインのイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」、ステーキハウス「ロングホーン(LongHorn Steakhouse)」を始めすべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
一方利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は自社株買いによって前年同期の1.48ドルに対して1.52ドルと増益だったものの、飲食材費(原材料費)の増加等により営業費用が膨らんだことから営業利益は約4%の減益となった点には注意が必要でしょう。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の2023年の通期予想は以下のとおり。
売上は前回予想の102億ドル~104億ドルから103億ドル~104.5億ドルへと上方修正、また1株利益(潜在株式調整後)は7.60ドル~8.00ドルとしており、下限値を引き上げています。
また自社株買いですが、この四半期中に1億ドル分の自社株買いを実施。
今後8.1億ドルの自社株買いを予定しています。
以上、原材料費、光熱費、人件費上昇の中、大健闘の決算と言えるのではないでしょうか。
ということで、売上〇、利益〇、予想△+自社株買い継続
でホールドです。
(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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