早速ですが2月末現在の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株の2019年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、2月で増配タイミングを迎えた銘柄は4銘柄。
・ギリアド・サイエンシズ(GILD)
・スリーエム(MMM)
・ペプシコ(PEP)
・コカ-コーラ(KO)
まずギリアド・サイエンシズは2月2日に2.7%の増配を発表。
四半期配当ベースでこれまでの0.73ドルから0.75ドルと昨年同様2セント増配でしたが増配率としては微減となりました。
過去の増配率から見れば寂しい限りですが、この銘柄の場合は現在は我慢の時期。
製品の柱であるHIV製品に続く柱として期待しているCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)の売上はほぼ順調に伸びていることから、今後に期待を寄せているところです。
続いて2月7日に配当のお知らせをリリースしたスリーエムですが、こちらの方は正直前期業績からして増配には期待していなかった。
減配さえしなければ御の字と考えていた。
その意味ではたった1セントとは言え増配を継続したことが何より大きい。
つまり連続増配年数(65年)継続へのある意味意地とも言える株主還元に対する強い意志を見た。
但し、マクロ的に見ても今期も引き続き非常に厳しい状況にあることには変わりがないわけで、特にこの銘柄の場合はしっかりと四半期決算をチェックし場合によっては売却の必要あり、と考えているところです。
そして2月9日に決算発表と共に配当のお知らせをリリースしたペプシコですが、こちらの場合は1株当たりの年間配当金をそれまでの4.60ドルからなんと10%増額し5.06ドルとまさに投資家みよりに尽きる瞬間を味合わせていただきました。
正直決算はそこそこ好調でも個人的には増配の方は昨年の7%を下回るのでは?と考えていた。
その意味でまさにサプライズ増配。
今期2023年予想も調整後1株利益で6%増益を見込んでおり、現時点ではある程度安心して見ていられる銘柄となっています。
最後にペプシコのライバル、2月16日に配当のお知らせをリリースしたコカ-コーラですが、こちらはそれまでの1株当たり44セントから46セントと4.5%の増配となりました。
昨年同様四半期当たり2セントの増配ということでもちろん増配率ということで言えば昨年の4.8%より下がることになるわけですが、これで61年連続の増配達成となりました。
直近の増配率ではペプシコに水をあけられているこの銘柄ですが、ジェームズ・クインシーCEOが2月14日、「主力商品であるコーラとファンタは清涼飲料市場をリードしており、消費者に価格を転嫁(つまり値上げ)する資格を得た。」と言い切るなどそのブランド力の強さには定評があります。
ということで決して近視眼的になることなく長い目で歩みを共にするつもりです。
今さらですがインカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
もちろん高い増配率となった翌年にそれを上回ることは難しいし、その反対も言える。
ただこうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、結果如何を問わず今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そしてこの作業を続けることが銘柄選びのヒントになると信じています。
これ、同じインカムゲイン投資家ならきっとわかっていただけるかと。
(増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
増配の発表は嬉しいものですね。
配当貴族達はその増配を何十年も毎年毎年続けてきた
歴戦の勇士たち。心強い集団ですね。
そんな中でスリーエムとアルトリアはトモニ
50年以上の増配を誇る貴族の中のキゾク。
まさに配当王ですが、いつかは記録は途切れるものですが
スリーエムは意地をみせてしっかり増配してきたようですね。
これからどこまで増配を
伸ばせるか注目しています。
ウィニングチケットさん
おはようございます。
最近は増配をえさに生きているようなものです。(笑)
スリーエムは今回は意地の増配を実施しましたが、業績的にも非常に厳しい状況に置かれています。
配当王で連続増配が途切れるとしたらこの銘柄ではないか、と考えています。