スリーエム（MMM）からスピンオフしたソルベンタムコーポレーション（SOLV）について、スリーエム株4株に対してソルベンタム1株が割り当てられること、そしてSBI証券では当初「同株を売却し現金で支払い予定」だったのが3月26日に「ソルベンタム株として払い出し」に変更されたことは以前の記事で書きました。
そして4月3日、自身の米国株式の口座にソルベンタム（SOLV）が払い出されていました。
さて、この銘柄をどうすべきか？
株価は取引開始直前80ドルでしたが、その後は右肩下がりとなっており4月19日現在62.17ドル。
この先もズルズルと下落を続けるのか？
現在のPERは8.2倍。
会社が公表した今期予想調整後1株利益で簡便的に計算した場合は9.9倍。
ちなみに同業のヘルスケア企業のPERは以下のとおり。
・ベクトン・ディッキンソン(BDX) 34.7倍
・バクスター インターナショナル(BAX) 23.1倍
・デンツプライ シロナ(XRAY) 24.4倍
いくら成長に期待できない銘柄とは言え、今期予想を含む調整後営業利益率は20％を超えていること等も考えるとかなり割安な水準と言える。
となれば今後アナリストの推奨等による見直し買いの可能性はある。
しかも現時点ではどの程度の配当利回りになるかは未知数。
ということで、予想配当利回りが明らかになった時点もしくは（可能性はかなり低いですが）PERが20倍を超えるくらいにまで上昇した時点で売却か継続保有かを判断しても遅くない。
と考えているところです。
尚、この銘柄を売却した場合の取得単価ですが、SBI証券に問い合わせしたところ、以下のとおり「、いくらとするべきか、所轄の税務署へご確認くださいますようお願いいたします。」
とのこと。
期待はしていませんでしたが、それにしてもつれない返信。
回答できないまでも基本的な考え方だけでも示すのが、プロフェッショナルとしての誠意というもの。
と考えるのですがいかがなものでしょうか？
回答 24/04/15 14:34:19
このたびは、当社からの返信が遅くなり、ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
お問い合わせの件につきまして、ご回答申し上げます。
ご認識のとおり、ソルベンタム（SOLV）に対する取得単価、売却処理代金につきましては「外国株式等株式分割・権利売却等のご案内（兼）支払通知書」の報告書が交付されております。
大変恐れ入りますが、当社では、取得単価をご案内することができかねますので、こちらの報告書をもって、いくらとするべきか、所轄の税務署へご確認くださいますようお願いいたします。
ご面倒をおかけして誠に申し訳ございませんが、何卒、よろしくお願い申し上げます。
（スピンオフした銘柄の取得単価の計算にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）
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SOLVを一般口座に持っている方はたくさんいると思うので税務署でも何らかの対処をせざる終えないと思いますが、SBIが税務署に問い合わせてくれるようなことは無いんですね。
スピンオフされた株は配当として源泉徴収されるようなので税務署に問い合わせたらもしかしたら確定申告で取得単価を計算して還付が受けられるのでしょうか。
その場合に確定申告の方法とか色々難しそうです。
それにMMMは原理的に減配だと思うんですが（そうでなければ凄いですが）売らずにそのまま置いておいて配当をもらい続けるのもありかもしれないですが（配当は源泉徴収されるので特定口座でMMMを持っていた人も確定申告の必要は無いですよね）、処分するときには売らないと駄目なので今のうちに取得単価だけは保存しておく必要がありそうです。
なんだか突き放された感じですが、どうしたらいいんでしょう。
ひらかたさん
ソルベンタムについては結論的には取得単価に関しては各自で税務署に確認するしかなさそうです。
MMMは全体の3割近くを占めていた事業をスピンオフしたわけですから普通に考えれば減配の可能性大かと。