現地時間の3月2日、家電等の量販店大手のベスト バイ(BBY)が決算発表と同時に配当のお知らせをリリースしました。
その決算ですがすでに本日別記事でお知らせしたとおり、第4四半期決算はアナリスト予想こそ上回ったものの売上高が前年同期比で10%減、そして会計基準ベースの1株利益、調整後1株利益はともに前年同期を下回り厳しい決算となっています。
さらに通期ベースで見れば特に配当の源泉である1株利益は以下のとおり会計基準ベースで36%もの減益となっている。
ベスト バイと言えば優良配当銘柄というか、優良増配銘柄。
以下のとおり直近の増配率は本当に見事と言うしかない。
ただ今回は話は別。
正直減配さえしなければ十分、という気持ちで内容を確認。
本日、同社は取締役会において、四半期配当金を(これまでの0.88ドルから)一株当たり0.92ドルとし、5%増額することを承認したと発表しました。
四半期配当は、2023年3月23日の営業終了時点の株主名簿に記載された株主に対し、2023年4月13日に支払われる予定です。
正確には4.5%増配ですが(細かい)、当方にとってはサプライズ増配。
減配どころかまさか増配してくれるとは。
もちろん過去の数字から見れば厳しい増配率となったことは明らか。
ただ家電量販店という事業柄、現在の経済状況を考えれば増配を継続したこと自体に意味がある。
つまり会社としての株主還元に対する強い意志を見た。
もちろん以下今期予想が示すとおり、今年も厳しい状況にあることは明らか。
ただ歴史が示すとおりいつかは必ず景気は回復する。
そしていつか来る景気上昇の日までこの銘柄には耐える力が十分ある。
この銘柄のバランスシートとキャッシュフローの数字を見ながらそんな風に考えているところです。
(いかなる理由でも増配率が低下した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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