公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の4月21日、配当のお知らせをリリースしました。
サザン(Southern Co)はエネルギーを提供する会社である。
【事業内容】
3つの伝統的な電力事業会社を所有する。
従来の電力事業会社であるアラバマ・パワー、ジョージア・パワー、ミシシッピ・パワーはそれぞれ公益事業会社を運営しており、南東部の卸売顧客に加えて南東部3州の小売顧客にも電力サービスを提供する。
サザン・パワー・カンパニーは、再生可能エネルギープロジェクトを含む発電資産の開発、建設、取得、所有、管理を行っており、卸売市場で市場に基づいた料金で電力を販売する。
サザン・カンパニー・ガスは、天然ガス配給会社を通じてイリノイ、ジョージア、バージニア、テネシーの4つの州に天然ガスを配給することを主な事業とするエネルギー サービス持株会社である。
サザン・カンパニー・ガスは、天然ガスの流通を補完する他のいくつかの事業にも関与する。(SBI証券より)
サザンと言えば、2016年以降四半期で2セント、年間8セントの増配を継続中とある意味愚直なまでにきっちりした配当方針を持っている会社。

ということで、「恐らく今回も年間8セント増配、、、」と思いながらリリース情報を確認することに。
リリース内容は以下のとおり。
・サザン・カンパニーは本日、年率換算で1株当たり8セント増配し、2.96ドルとすることを発表しました。
・これで77年連続で前期と同等かそれ以上の普通株配当を実施していることになり、また、24年連続の増配となります。
・また、前四半期比2セント増の1株当たり74セントの通常四半期配当-2025年5月19日現在の株主名簿上の株主に対し、2025年6月6日に支払う-を発表しました。
うーん、やはりサザンはサザン。
これまでの配当方針が揺らぐことはありませんでした。
但し発表のとおりこれで24年連続増配達成。
配当貴族銘柄の仲間入りまでいよいよあと1年ということになりました。
「いやいや、そうは言ったって2セントずつの増配ということは増配率で見ればじわじわと下がっているわけでしょ?」
って確かにそのとおり。(汗)
しかしたとえ増配率が下がっているとはいえ毎年着実に配当収入が増加している。
これが重要。特にトランプ関税発動により市場が大混乱のさなかにある現在、公益事業銘柄として関税の直接的影響が小さく、また、景気感応度も低いばかりか配当の増加はなにより精神安定剤としての役割を果たしてくれる。
さらに見逃してはならないのがこの銘柄が、
1948年以降77年に渡り1度たりとも減配をしていないという事実。
これら事実を前にした時。
この先やって来るであろう景気後退を前にしてもインカムゲイン投資家として何物にも代えがたい安心感を感じるのでした。
(増配率が逓減を続けている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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