配当

ファイザーが配当のお知らせをリリース たとえコロナワクチン不承認でもこの銘柄を見捨てない理由

現地時間の9月24日、ヘルスケア大手のファイザー(PFE)が配当のお知らせをリリースしました。

今回のリリース内容は以下のとおり。

  • 11月6日時点の株主に対し1株当たり38セントを12月1日に支払う。
  • 今回の配当はファイザーによる328四半期連続の配当支払となる。

この銘柄の通常の増配タイミングは3月支払い時であり、今回も前回と同様の配当額となっています。

それにしても、328四半期連続、80年以上もの長きに渡り四半期配当を支払い続けているというのですから恐れ入ります。

但し、ここ最近の増配は毎期判で押したように0.08ドルということで、依然高いレベルの数字を維持しているものの、その増配率はAT&T(T)同様ひたすら逓減を続けている状況。

しかも以前から書いているとおり、現在この銘柄はバイオテクノロジー企業への脱皮を図っている。

そんな中9月14日から15日にかけて2日間のオンライン投資家説明会を実施し、その中で以下のとおり今後のワクチン開発の見通しを発表した。

・年間売上に新たに200億ドル追加でき得る製品パイプラインがある。

・ワクチン製品は、昨年の416億ドルの売上のうち65億ドルを占めており、今後5年間で6種類の新たなワクチンが開発される予定となっている。

・またこれらの新製品やその他の製品が2028年のワクチン売上の4分の3を生み出し、8億人分に提供されると予想している。

・尚、新型コロナワクチンはこれらの予測に含まれていない。

そう、新型コロナワクチンを除いても200億ドルを上乗せでき得る製品開発を抱えている。

そして新型コロナワクチン開発に関しては、9月21日にトランプ大統領がFOXニュースとのインタビューで「ファイザーはかなり良くやっている。」、「ジョンソン エンド ジョンソンのワクチンは少し後になるだろう。」と発言しています。

但し、現在最終治験の段階にあるとは言え、ワクチン開発はそんなに甘くない。

思わぬ副作用が出てくる可能性もある。さらに治験結果が思わしくなく、結局承認を得られないことなど日常茶飯事。

ただ当方、仮に新型コロナワクチン開発が失敗に終わってもこの銘柄を見捨てるつもりはありません。

もちろんその理由は上記の新薬候補の存在。

決してコロナワクチンだけに頼っているわけではない。

それだけは確かです。

(治験結果が迫っており期待が高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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