食品大手のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が現地時間の4月27日に第1四半期決算を発表しました。
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は、ドル高の影響はあったものの既存事業売上が19.4%増と好調で、前年同期比で18.1%増となりました。
一方利益の方ですが1株利益は、前年同期比で2倍以上の149.2%もの大幅な増益となっていますが、その理由は主に有価証券の時価評価益、持分法投資利益、ウクライナ戦争による追加費用の減少等によるものであり、特殊要因を除いた場合の調整後1株利益は、以下のとおり売上の増加等により前年同期の0.81ドルに対して0.89ドルと約10%の増益となっています。
次にアナリスト予想との比較ですが、以下のとおり売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を上回りました。
最後に注目の2023年通期予想ですが、調整後売上、調整後1株利益ともに10%以上の増収・増益と前回予想のそれぞれ5~7%の増収、1桁台後半の増益を上方修正しています。
尚、会長兼CEOのDirk Van de Putが、”世界中の消費者が引き続き当社のチョコレート、ビスケット、焼き菓子のカテゴリーとブランドを優先しているため、需要は世界中で堅調に推移している 。“とコメントしているとおり、インフレの逆風の中売上を大きく伸ばしている点はホルダーにとって何より朗報でしょう。
ということで、
売上○、利益○、予想〇 = ホールド
です。
(ドル高やインフレの影響を強く受ける銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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