7月24日にたばこ銘柄のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)から配当金を受領しました。(現地支払日は7月11日ですがSBIさんは相変わらず入金が遅いですねー。)
この銘柄の増配タイミングは次回10月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり1.27ドルとなっています。
この銘柄を保有している方ならご存じのとおり、フィリップモリスの場合は、米国銘柄ではあるものの、”80/20 company”に該当するために配当金の大部分について外国税の源泉を免除されている銘柄となっています。
具体的には、80/20 company”というのは、ある特定の期間において総収入の80%(以上)が米国外の事業活動から発生している企業のことであり、現状フィリップモリスはその収入のほとんどを米国外の活動から得ており、”80/20 company”に該当しています。
その結果、配当の大部分が源泉税を免除されるのです。
具体的には2023年の場合は、国外の事業活動の割合が97%であり、課税される部分は全体の3%。
つまり配当総額に対する税率は、3%×源泉税率の10%=たった0.3%だったことになります。
直近の業績ですが、現地時間の7月20日に発表した第2四半期決算は、売上、調整後1株利益ともに増収増益、特に売上は買収したスウェディッシュ・マッチの売上が寄与したこともあり前年同期比で14.5%の増収と二ケタ増を達成。
また、それぞれアナリスト予想を上回っています。
そして2023年の調整後1株利益の通期予想は以下のとおり今回6.13~6.22ドルと前回予想の6.10~6.22ドル対して下限値を若干引き上げています。
ちなみにここ最近の増配率は以下のとおり。
2019年:2.6%
2020年:2.6%
2021年:4.2%
2022年:1.6%
昨年はロシアのウクライナ侵攻の影響もあり1.6%という非常に残念な結果に終わっています。
ただ上記のとおり今期予想利益(調整後1株利益)は前期実績値の5.98ドルに対して2.5%から4.0%の増益予想。
となれば昨年より増配率がアップする可能性が高い。
ということで9月にリリースされる増配タイミングでの配当のお知らせにちょっぴり期待しているところです。
(何やかや言っても健康被害からは逃れられない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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