コラム

リタイアしたからこそ気づいたこと それは妻との機嫌の差

月日の経つのは早いもので昨年の5月に実質的にリタイアしてから9か月以上が過ぎました。(実質的にと書いたのは有休休暇期間を含めているため)

こちら新潟は冬場は雪に閉ざされてしまうため、ガーデニングもできず家に閉じこもっている時間が増えてしまい現在少々ダラケ気味なのは反省しなければなりませんが、タニタ健康くらぶのメンバーでもあることから可能な限りウォーキングには出かけるようにしています。

https://naobito.net/next-chapter-of-my-life/

一方妻はパート勤めを継続中。

以前日中二人で家にいるなんてとんでもない的な発言をしていましたので、どうやら働ける限り働くつもりのようです。

もっとも当方もカミさんが家にいるとあれやこれやとうるさいので大歓迎、つまり現在の状況がお互いにとってベストと言えるのですが。

そんな中、最近あることに気づきました。

それがタイトルのとおり妻との機嫌の差。

どういう事かと言うと、リタイアする前には気づかなかった妻の機嫌の波に気づくようになった。

例えば、夕方勤務から帰って来ると必ず口にするのが、

「あーー、疲れた。」

パートで勤務時間が短く、肉体労働ではないため精神的な疲れだと思うのですが、これを何度も口にする。

そしてこちらから何か言ってもノリが悪い。

こちらの言うことは上の空で、勤め先での不満、主に正社員との待遇の差等の不平不満をあれやこれや口にする。

さらに日曜の夕方になるとテンションがダダ下がり、月曜の朝にはこちらが何か言っても口数が少なくなる。

つまり機嫌が悪くなる。

一方金曜の夕方は極めて上機嫌でノリが良い。

といった具合。

と書くと、

「いやいや、そんなの仕事してるんだから当たり前でしょっ。極めて標準的な人じゃないの。」

って全くその通り。

現に自分だって勤めている頃は妻よりはるかに不平不満を口にし、日曜から月曜朝はテンションダダ下がりだった。(日曜は夜中に何度も目が覚めていたし、時折変な汗をかいていた。)

ただリタイアした今はどうか?

と言われれば当たり前の話ですが、それらのいわゆる仕事がらみのストレスが全くなくなった。

その結果、働いている頃に比べ明らかに機嫌の波がなくなった、というかほぼ毎日良い気分、平和な気分で過ごせている。

ということに気づいたのです。

妻の様子を冷静に見ていて、これまでの自分の人生でいかに仕事のストレスが大きかったか、そしてそれがストレスのほぼ大部分を占めていた、ということに気づいたのです。

もちろん世間一般から見れば言い方に語弊があるかもしれませんが、妻の方が正常。

なぜならほとんどの人が働いており、多かれ少なかれ仕事でのストレスを抱えながら生きているから。

そしてどちらが幸せかはあくまで本人次第。

仕事でそのストレスを吹き飛ばす喜びを得る場合だってあるわけですから。

ただ、少なくとも当方にとっては今の状況がはるかに幸せ。

その意味でリタイアして自宅警備係という名の無職を選択して本当に良かった。

と実感しているところです。

(リタイア後のあまりにものんびりし過ぎた生活の実践にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    おはようございます。
    なるほどなるほど。
    まさに心の有り様、機嫌は本業の状況に左右されますね。

    私の好きな言葉に
    ①『しあわせは自分の心が決める』
    という言葉があります。
    コレは人生の一番大事にしている言葉です。

    また
    ②『仕事に自分から向かって行くと前向きになれるが、逃げるとどんどん追いかけられる』というのも今までの経験で感じていま
    す。

    あとは、③『結局、全ては上司次第』というのも。

    今はとても個人的には充実しているので①②しあわせですが、
    さてさて結局③ですね。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      『しあわせは自分の心が決める』
      いい言葉ですね。本当にそのとおりだと思います。
      『結局、全ては上司次第』
      いやいや、それを言っちゃおしまい、ではあるのですがこれもそのとおり。
      あとはいかに嫌な上司から上手に逃げるかですかね。

  2. なお より:

    こんにちわ

    まだ自分は仕事しているので2〜3連休の時ですが、うちの奥様もそんな感じです^ – ^

    奥様は今、専業主婦なので仕事はしていませんが2〜3日ずっと顔突き合わせていると、息苦しさや小規模な夫婦喧嘩が発生しています

    早く仕事リタイヤしたいと思ってますけど、何せ、投資開始が遅く配当金もまだまだ なおびとサンの数分の1ですので先は長いです。
    それでも、就職時のお約束の定年60才にはキチンと退職したいと思ってます。

    最近、定年延長されて65〜70定年なんて考えられない!

    なので奥様にはお約束の60才までは働くけど、その先は自宅警備員かちょい働くかしかしない旨 
    刷り込んでます^ – ^

    定年退職後、四六時中 ………おそろしい

    • naobito より:

      なおさん
      おはようございます。
      奥様は専業主婦さんなのですね。
      2〜3日ずっと顔突き合わせていると、息苦しさがあるのは我が家を含め皆さん多かれ少なかれ同じなんじゃないでしょうかね。
      今のうちから60才で基本リタイアすることを刷り込んでおくことは非常に重要であり、その後の夫婦生活を左右すると言っても過言ではない。
      これが実感です。
      なおさんが予定どおり60歳で基本リタイアできることを陰ながら応援しています。頑張ってください。

  3. みずほ より:

    愚痴をぶつける対象がいる事って幸せでもあります。私も以前、旦那さんに思い切りぶつけていました。聞いてくれて否定とかを何も言わないのは有り難いです。その時は感じなかったけど。

    パート主婦の正社員との待遇、賃金の不満は鉄板ですね。他の人の働きぶりへの不満と。人類誕生からのテーマかもですw
    どうかこれまでのように聞き役で、奥様を受け止めてあげて下さいませ。
    そんな中、確実に配当収入があるのは喜びですね。ご自身のご機嫌のためにも!

    自分の機嫌は自分でとろう、と誰かが本に書いていました。私も心がけようと思います。

    • naobito より:

      みずほさん
      こんにちは。
      そうなんです、パートのカミさんは正社員との待遇、賃金の不満がやはりすごい。
      でもほぼ同じ仕事をしているのに年収が半分以下どころか2割程度というのはどう考えてもおかしいですよね。察するに余りある。
      気の利いたことは全然言えませんが、聞いていることだけはできるので。
      自分の機嫌は自分でとろう、
      これって簡単なようでとても難しいですよね。
      その意味でも少なくとも金銭的に不安がないことってとても大きいと思っています。

  4. にしだ より:

    リタイヤして5年目に入りますが先日飼い犬が亡くなってそのせいか内耳リンパ疾患になりました(低音声難聴)。
    4ヶ月以上たった今でも片方の耳の閉塞感が取れていません。
    それで気がついたのですが働いていたときも飼い犬が死んだことは何回もあったのに今回はこのような障害が残るぐらい精神にダメージを受けたのは、リタイヤしてストレスが減ったからじゃないかと思います。
    ストレス耐性は毎日ストレスに晒されているから保たれていてストレスが一気に無くなったりするとちょっとしたストレスにより病気が出たりするもんなのだなぁと今回始めて経験しました。
    だから奥さんの話し相手になってストレスを受けるのはある程度はいいことだと私から見たら思います。

    • naobito より:

      にしださん
      コメントありがとうございます。
      なかなか考えさせられるお話しですね。
      仕事を辞めることでストレス耐性が低下することは間違いないわけで、やはり適度なストレスは必要というか大事なのですね。
      その意味で妻からのストレスというのはある意味大変ありがたいもの、と考えねばなりませんね。
      ただ過度なストレスの場合話は別ですが、、、(苦笑)
      どうかご自愛ください。

  5. そだお より:

    こんばんは
    今日のブログいつもにも増して読み応えがありますね、コメントも含めて。
    勉強になります。
    いろいろとハッとさせられました。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      当方も皆さんからいただいたコメントでハッとさせられ、また考えさせられるものがありました。

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