現地時間の2月14日、2024年12月末時点のバークシャー・ハザウェイ(バフェット)の上場株式保有状況がSEC(米証券取引委員会)に開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。
尚、米証券取引委員会(SEC)に保有銘柄を開示する義務があるのは主に米国で上場する銘柄であり(但し一部銘柄の保有状況は非開示。)、日本の総合商社株等は対象外となっています。
以下が前回開示の2024年9月末との比較になります。
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注目した主な変化点ですが、まず何と言っても金融株の売却でしょう。
今回黄色でハイライトしたバンク・オブ・アメリカ(NO.7)、クレジット・カードのキャピタル・ワン(NO.8)、そしてシティグループ(NO.12)の保有株数がそれぞれ15%、18%、74%減少しています。
さらにデジタル・バンキング・プラットフォームのニュー・ホールディングス(NO.28)もほぼ半減と大きくポジションを減らしています。
そしてもう一つの注目点がアップル(NO.5 ピンク参照)。
これまで4四半期連続で売却を続けていたわけですが、今回久しぶりに売却はなく依然としてバークシャーのポートフォリオ第1位、約3割(28%)を占める銘柄となっています。
一方青色でハイライトした、7〜9月期に初登場、日本でもお馴染みのピザ宅配大手のドミノ・ピザ(NO.17)、エネルギー会社のオクシデンタル・ペトロリアム(NO.30)、7〜9月期に初登場、文字通りプール事業を営むプール・コーポレーション(NO.31)、衛星ラジオ・プロバイダーのシリウスXM(NO.32)、そして電子認証サービスのベリサイン(NO.37)についてはそれぞれ株数を増やしています。
最後に今回新たに取得したのが、ビール・蒸留酒メーカーのコンステレーション・ブランズ(NO.14 黄緑参照)。
コロナやモデロなどのビールで知られるこの銘柄ですが、本情報のリリース後株価は時間外取引で6.3%上昇しています。
そのコンステレーション・ブランズですが、バークシャー購入後の1月10日に2025年度第3四半期決算を発表、1株当たり利益が予想を若干下回り、通期見通しを引き下げたことから株価は急落(-14.84%)。
その後もさえない状況が続いているわけで、まさに買った途端の大暴落状態。
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このような事態に遭遇すると我々のような一般凡人投資家の場合とても平常心でいられないわけですが、”価格ではなくあくまで価値のみを見て割安と判断した銘柄に投資する”バフェットのこと。
全くに気にしていなんでしょうねぇ。(そんな境地に到達したいものです。)
以上ご参考まで。
(バフェットの保有銘柄を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
SNSを見ていると(バフェットからするとほぼ誤差の)インデックスを売ったの売らないので大騒ぎ。バフェットがインデックスを売ろうが売るまいが自分にとってはノイズ。淡々と自分のスタイルを継続していきたいものです。
ウィニングチケットさん
こんばんは。
本当に。巷はバフェットにしたらほぼ端株にすぎないインデックス売りで大騒ぎしているようですねぇ。
そもそもバフェットは奥さんや一般投資家にはSP500を勧めていますが、自身はあくまで「5年、10年、20年後に今よりも多くの利益を稼いでいるだろうと思われる企業の株を合理的な価格で買う。」ことをモットーにしているわけでして、、、