銘柄研究

エクソン・モービルとシェブロンの増配余力を試算してみました

昨年までとは打って変わって厳しい状況の米国株式相場ですが、唯一気を吐いている、というか好調と言って良いのがエネルギーセクター。

ちなみに8月19日時点でのセクター別の年初来パフォーマンスは以下のとおり42.78%の上昇と他のセクター及びS&P500を圧倒しており一人勝ちの状況となっています。

(出典元:SBI証券)

そしてエネルギー銘柄と言えば配当。

ということで今回はエネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)とシェブロン(CVX)の第2四半期決算を基にキャッシュフローベースでの増配余力を確認してみました。

それがこちら。

こちらは2022年第2四半期時点での両銘柄のフリーキャッシュフローベースでの配当性向ですが、御覧のとおりエクソン・モービルが27.7%、そしてシェブロンが33.0%と非常に低い状況。

ちなみに前期の両銘柄の数字は以下のとおりとなっており、その差は歴然。

しかも両銘柄ともに有利子負債残高は非常に少なく、第2四半期時点、つまり半年分の稼ぎである営業キャッシュフローのそれぞれ1.3倍、1.2倍にしか過ぎないレベル。

つまり余剰資金を借入金返済に回す必要がない。

ということで、もちろんタラレバは禁物ですが、下半期も上半期と同レベルのフリーキャッシュフローを維持でき、前期並みの配当性向と仮定した場合、

エクソンの増配率は50%、

そしてシェブロンの増配率は58%

にも達することになる。

むろんこれらがあまりにも非現実な数字であることは百も承知ですが、少なくとも両銘柄ともに次回の増配が大いに期待できることだけは確かではないでしょうか。

(現在の原油価格を前提としての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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