配当

IBMから配当受領 二人のバフェットが見捨てた銘柄の保有を続ける理由

3月11日にIBMからの配当金を受領しました。

IBMの場合増配タイミングは次回6月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり1.63ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのが2017年4月。

購入後はまるではかったかのようにあのバフェットがアップル買い増しに伴い見放し(完全売却)。

その後業績は低迷を続け、株価の方もまったくさえません。

そして1月21日に発表した直近第4四半期決算もいつもどおり(?)減収減益に終わっています。

しかし当方、いまだにこの銘柄の保有を続けている。

しかも二人のバフェットが見捨てたにもかかわらず。

二人のうちの一人とはもちろん前述の投資の神様ウォーレン・バフェット。

そしてもう一人は日本のカリスマブロガー&米国株投資家であるバフェット太郎氏。

その太郎氏はこれまで愚直に保有していたこの銘柄をすでに売却したことを3月3日のブログで公表しています。

正直この事実はショックだった。

しかし当方、保有を続けるつもりです。

その理由ですが、まず売上といい、利益といい、業績が低迷していることは確か。

ただ新に稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンはそれ程ひどいレベルではない。

というか直近の2020年ではむしろ上昇している。

次に右肩下がりとは言え増配を続けており、連続増配年数は25年に到達、ついに配当貴族銘柄の仲間入りを果たした。

さらにデータセンターの技術サポートなどアウトソーシングサービスを提供するインフラストラクチャーサービス部門を今年度末までに分離する予定であり、新IBMはクラウドとAI中心のよりマージンの高い会社へと生まれ変わる。

ということで、この銘柄をIT銘柄ではなくインカムゲイン銘柄として見た場合、

「売却は新IBMの行く末を見てからでも遅くはない。」

と自らのポートフォリオに占める割合を再確認しながら考えているところです。

(投資、または売却の判断にあたってはこちらを参考にしていたけるとさらにこの銘柄への理解が深まるかと。)

【銘柄紹介(2020年版)】インターナショナル ビジネス マシーンズ(IBM)以前から不定期で保有銘柄を中心に売上等直近の業績の紹介をして来ましたが、2020年度決算も終了していますので、自身の備忘録の意味も含め2...

(投資家の期待を裏切り続ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. Risingball より:

    私も見捨てず保有します。

    • naobito より:

      Risingballさん
      こんばんは。
      ありがとうございます。
      日本に仲間がいると思うととても心強いです。

  2. ひろー より:

    こんにちは。
    IBMの日本での商売はうまくいっていないのか日本法人の従業員の昇給はないっぽいんですよね。(日本アイ・ビー・エム、その100%子会社および関連会社で働く仲間の労働組合のサイトより)
    http://www.jmitu-ibm.org/2021/01/7982.html
    これをみると、外資系ではありがちな黙っていれば昇給は一切しないという文化であることがわります。
    まぁ、良くも悪くも日本のサラリーマン的志向な社員がよく集まる外資系企業ってところでしょうか。

    そういう片鱗を見るに、やはりインフラストラクチャー・サービスの分社化の方向はIBMの株主としては間違っていないように思います。(まぁ、労働組合の方々がみたら非難轟々でしょうが。。。)

    ただ、僕自身はそのような中期的に従業員に対して不都合を押し付ける会社の株に資金拘束をされたくはないので、オーソドックスにMSFTやM3、Zscaler、DocuSignのような今伸び盛りの企業に資金を提供したいと思います。

    • naobito より:

      ひろーさん
      こんばんは。
      貴重な情報ありがとうございます。
      実は最近ドキュサインに注目しています。
      配当には期待できませんが、そのビジネスモデルには期待できそうですね。

  3. ウィニングチケット より:

    こんにちは

    IBMホルダーではありませんが
    ちょくちょくIBMのニュースはチェックするようになりました。

    今日、気になったのはこのニュースです。

    DX市場が拡大しているので人材争奪も
    DXデラックス(笑)ですね。
    私は今後も、投資家目線ではAMAZON、Microsoft派ですが(笑)

    日本IBMは2021年度に前年度比2倍の1000人以上を中途採用する。デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む顧客企業が増え、対応人材を拡充する。日立製作所や富士通、NECなどもここ数年で中途採用を大きく増やしているが、1000人規模は国内IT(情報技術)では過去最大級。不足する高度人材の獲得競争が激しさ、、

    https://twitter.com/nikkei/status/1372844337579626499?s=20

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      情報ありがとうございます。
      当方もこのニュースには食いついてしまいました。
      もちろんそうは言ってもAMAZON、Microsoftの牙城は崩せないとは思いますが、配当だけは負けてませんので、、、(苦笑い)

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