配当

IBMが増配を発表 2年連続1セント増配でもこの銘柄の保有を続ける理由

IBMが現地時間の4月27日、配当のお知らせをリリースしました。

実は今回のお知らせは増配のタイミング。

その配当に関して、現地時間の4月19日の第1四半期決算発表で上級副社長兼最高財務責任者であるJames Kavanaugh氏はこう発言していました。

「我々は力強い資金生成と規律ある財務管理により、ハイブリッドクラウドとAI機能への投資を増やす一方、負債を大幅に削減し、安全に配当を成長させるという当社の取り組みをサポートしました。」

そう、少なくとも減配することはない。と取れる発言をしていた。

そして決算の方も久方ぶりに売上が増加し、利益(NON-GAAPベース)とともにアナリスト予想を上回った。

IBMの2021年第1四半期決算 売上〇、利益〇 = ホールドIBMが現地時間の4月19日に第1四半期決算を発表しました。 まず決算概要は以下のとおり。 まず売上は177.3億ド...

ただそうは言っても成長を忘れたこのIT銘柄のこと。

たとえ増配したとしても、スズメの涙程度になるだろう。

と予想していた。

注目の発表内容ですが、

5月10日時点の株主に対して6月10日に1株当たり1.64ドルを支払う。

というもの。

前回までの配当が1株当たり1.63ドルでしたから、わずか1セントの増配となりました。

何はともあれ26年連続の増配達成ではありますが、増配率で言えばたった0.6%。

そして何よりこれで2年連続の1セント増配。

ただ当方この銘柄の保有を継続します。

IBMと言えば年内中にITインフラの構築・運用を担う「グローバル・テクノロジー・サービス事業」の一部であるマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門の分社化し新会社(キンドリル)が誕生します。

そしてAIとクラウドにより傾注する道を歩むことになる新IBMが誕生するわけですが、クラウトの売上は順調に伸びている。

またその利益率は高い。

ということで、キンドリルの方はともかく、少なくとも新IBMの未来は決して暗くはない。

と期待している中年投資家なのでした。

(過度な期待に基づく成長を忘れたIT銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    こんばんは。

    26年連続増配おめでとうございます。
    少なくとも増配は増配、増配停止でなく
    増配にε-(´∀`*)ホッとされている世界中のIBMホルダーの
    ε-(´∀`*)ホッが聞こえそうですねっ

    私はこの分野はAMAZONとMicrosoftが勝つと思っていますので
    この二つにベットしています。
    何十年かしたらAMAZONとMicrosoftも成熟して成長も止まり今のIBMやAT&Tのような高配当株になっているかもしれませんが
    それはそれでお小遣いにさせていただきますっ(笑)

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      こんばんは。
      ウィニングチケットさんのおっしゃるとおり、この分野はAMZNとMSFTの2強が盤石でしょうね。
      ただ根がへそ曲がりな当方は頑なにこの銘柄の保有を続けています。
      但し、来年新IBM誕生後の決算で期待通りの業績とならなかった場合は売却するつもりです。

  2. そだお より:

    こんばんは

    がんばれ~IBM(とキンドリル)な私ですが、銘柄選択の考え方は、ウィニングチケットさんの、

    『何十年かしたらAMAZONとMicrosoftも成熟して成長も止まり今のIBMやAT&Tのような高配当株になっているかもしれませんがそれはそれでお小遣いにさせていただきますっ』

    になってきています。

    どんどん成長し、いずれ成熟して増配銘柄になっていく。
    そんな銘柄と一緒に年を取っていきたいなと思うようになりました。

    • naobito より:

      そだおさん
      当方のようにインカムゲイン投資に執着しないのであれば、ウィニングチケットさんの考え方が
      まさに正論、正解です。
      ましてやそだおさんは当方よりはるかに若く投資期間がより長く取れるわけですから。
      ただIBMのここ最近の渋ちん増配は将来の成長への布石では?などと勝手に妄想しております。(笑)

  3. ウィニングチケット より:

    そだおさん、正直者さん

    おはようございます
    私達の世代は、
    GAFAM
    BAT
    FANG+
    あたりをしっかり握っておいて
    十年後二十年後三十年後は
    どれも成熟高配当銘柄に
    なってくれていそうだなぁと、、

    未来の高配当株であり
    今の時代の成長株と
    ともに歳を重ねて行きたいと
    思っております。

    今の高配当株達も数十年前は
    たぶんバリバリのグロース株だったはずですから(´ε` )

  4. ひろー より:

    こんにちは。

    GAFAMもTencentもかなりの高成長企業ですよね。
    個人的には中国株式は高グロースのみが握っていて報われると思っています。
    美团(メイツァン)も先行投資中ですし、まぁ打診的に買うならって感じです。
    AI企業としてのBaiduもアリかなと思います。

    阿里巴巴に関してはかなり政治リスクが高いと判断しているので保有するならETFで間接的に、ですかね。
    というのも、中国株式、特に香港株の大型株に関してはは某政党の重鎮一族が大株主と言う事があるため、企業の競争イコール派閥争いの政治マターだからですね。

    そう言うのが面倒だったら米株とスパイス程度の日本株とJ-REITで十二分にリターンは得られると思います。

  5. ウィニングチケット より:

    中国についてはたまたまアリババが今は槍玉に
    挙げられていますが、政治権力次第で
    何処が次のターゲットにされるかは
    誰にもわからないですね。
    アリババがコテンパンに政権にやられているので
    ライバルテンセントが相対的に優位な情勢ですが
    いつまで続くかは誰にもわからないでね。

    中国市場には
    企業の業績トレンド、成長性では
    はかれないところがあり基本個別からは撤退し
    バスケットでホールドしています。
    ただあまり期待していないので全体の
    一割以下ですが。。。

    GAFAM
    BAT
    FANG+は
    個別では中国勢力などは衰退滅亡する
    企業も出てくるでしょうが
    バスケットでもっておけば滅亡企業以上に
    生き残り企業が何倍にも成長して
    くれると思いますので
    老後は心配していません(´ε` )

    • naobito より:

      現在当方は中国株についてはまったくノーマーク。
      皆さんのやり取りを読んで大変勉強になります。
      やはりこの国の政治体制と政治の関与を考えればバスケットで購入というのが賢明な選択ではないかと思えますね。

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